文字:

20190303_1 SW2.5/2.0 セッションログ : 百の剣亭 Hルーム+ : 2019 年 3 月 3 日

2019/03/03
SYSTEM
12:56:48
GMペナルティ様が入室しました。
#
12:57:19
 
 
 
 
 
 
 
 
 
#
12:57:52
 
 
 ――――……
 
 
 やや開けた森の広場、黒色の光に照らされた人影が見える。
 朽ちた樹に腰かけ、膝に乗せた石像の頭部を撫でながら、歌っている。
 腕や背を露わとした簡素なドレスを帯びたその者は、美しい造型であった。
 たとえ、長い長い髪が、妖しく蠢く蛇の群れであったとしても。
 
 
 ――――……
 
 
「君は、メデューサ、でいいのか? オレはアスラと言う」
「はい……」
 悲しげに、蛇髪の娘は言う。
「……あ、名前……、わたしの名前は、ミセリア……です」
 
 
 ――――……
 
 
「ど、どういたしましょうか……、わたしには、もう、ハルーラ様のお声も、聴こえません……」
「いつかまた、神の声も聴けるようになるよ。ここなら無理でも、また外の世界へ戻ればさ」
「そう……だと、よいですね。……ありがとうございます、騎士様……」
 アスラの言葉に、悲しそうに微笑む。
 直視せずとも、少なくとも、その気配があった。
 
 
 ――――……
 
 
「ミセリア! 下がってて。君にもう一度神の声をきかせる。約束するよ」
 
 
 ――――……
 
 
 蛇髪の少女は、咄嗟に、アスラを突き放すようにして離れようとする。
 彼女も理解していたのだろう。
 このまま戻れば、そして“戻れば”、自分がどうなるかを。
 放すまいと掴むなら――
 だが、真なるメデューサとなった彼女を、それは、見るということだ。
「言ったはずだ! 何者であっても! 穢れていようとも! オレはキミを連れ帰って、助けて見せるって!」
「……でも……わたし……わたし、蛮族でっ……」
「運命が君を殺そうとしても! オレはそれにあらがってでも!」
 ひとたび、手指が離れかける。
 ミセリアの、蛇の髪に隠れた表情は、だが、安堵しているように感じられた。
 ご無事で、と唇が動く――
 ――直後、だが、伸ばした手は再び、強く掴み直す。
 呆然としたミセリアを、引き寄せ、捉えた。
「オレはキミを、連れて帰るんだ!」
 
 
 ――――……
 
 
「…………ぁ、ぁぁ……」
 ミセリアの瞳の中、二つの光が鬩ぎ合う。
 どちらが本性というべきなのか。
 メデューサたる真実か、そうなる前の敬虔な娘か。
 ふと――
 ミセリアは、苦しげに、アスラの剣に手を触れた。
 共に握ったときの感触を、忘れまいとするように。
 ――これに。
 この剣に、触れている間は。
 彼女の自我は、会ったときのままでいられるようだった。
 剣の名を、何といったか――
 
 
 ――――……
 
 
#
13:06:42
 
 長い、旅であった。
 
 メデューサの呪詛――悪意を封じている、朽ちた聖剣 。
 そのルーツを辿り、ザイア信仰の古き址へと辿り着くまでに、
 君は、蛇髪を隠さねばならぬミセリアと共に、苦難に満ちた船旅を経て、
 そして、エイギアの地へと再び戻り来たのだ。
 
 今……君が押し開けた木扉が、軋んだ音を響かせ、埃を舞わせた。
 
SYSTEM
13:13:41
アスラ様が入室しました。
アスラ=トヴァッシュ(@PL:クレしん), 人間, 男, 17歳, ファイター 9Lv, プリースト 7Lv, エンハンサー 4Lv, アルケミスト 3Lv, ライダー 6Lv,
《両手利き》《武器習熟A/ソード》《魔力撃》《頑強》《魔法拡大/数》
「病弱な」 「栄光なき」 「醜悪な」
#
13:13:53
 
 聖地 エクエス。
 
 血まみれ山脈の一角に眠る、人が訪れず久しい、古の修道院跡であった。
 この騎士修道院に……かつて、聖剣は安置されていたらしいのである。
 古書の記述や、占者の導きを受け、辿り着いた場所が、此処であった。
 
 修道院跡は、中庭を囲む□状の構造であるようだ。
 今、その側面回廊に並ぶ僧房の、扉の一つを開け、足を踏み入れたところだった。
 
 君の後ろには、不安げに控えているミセリアの気配がある。
 着衣は出会ったときのものだが、外套に身を包み、フードも目深としている。
 無論、顔を正対させることもできない。
 
アスラ
13:16:34
「大丈夫。きっと、神々はキミのために力を貸してくれるよ。」声をかけつつ、辺りの様子を見渡します
13:17:46
「…もしそれが感じられなくても、オレはミセリアの味方だしさ」
13:20:55
この部屋は何の部屋のようですか?
#
13:21:02
 
 この騎士修道院は、灰色の質実剛健とした石材で建てられており、
 星霜を閲したゆえの瓦解個所や損壊個所も多々あるとはいえ、
 よく風雨に耐えて原型の多くを保っている。
 もっとも、苔生し、草花が繁茂している個所も少なくない。
 広大な敷地と相俟って、こう表現して差し支えないだろう――
 ――遺跡、と。
 
 山岳内にある、この聖地へと到達したときには、すでに落日の頃だ。
 見て回って安全や状態を確かめようとするならば、夜通しを要するだろう。
 流石に道中も安穏とはいかず、疲弊と消耗もある。
 元は冒険者だったとはいえ、ミセリアもかなり体力を低減させている様子だ。
 
 かくて、今のところ安全そうに見える、僧房――
 ――修道僧たちのための質素な個室が並んでいる廊下にて、
 部屋の一つを見繕い、休息場所にしようとしているところだ。
 
13:23:27
「……そう……だと、よいのです、けれど。
 今は、このような…………バルバロスの身、です……から」
 
 蛇髪の娘は、これまで幾度も口にしてきたことを、訥々と言う。
 第一の神の剣の聖地において、歓迎されているとは、やはり思っていないようだ。
 
「でも……、……ありがとう、ございます、アスラ様」
13:25:23
 僧房の一室内には、特に奇妙な点などは無い。
 質素な寝台や、何百年も使われてはいないが水瓶や小皿などが置いてある。
 修道服も丁寧に畳まれて置いてあったが、虫食いと湿気により、もはや着用は無理だろう。
アスラ
13:25:42
「バルバロスであっても、人族であっても、きっと…命の重みは変わらないんだ。きっと…。」
13:26:15
「だから、キミは胸を張って救われるべきなんだよ。頑張ってきたミセリアには、絶対その権利があるさ」
13:27:16
「さて、と。今日はもう遅いし、この部屋で休息を取るとしようよ。少し埃っぽいけれど、屋根のない野宿よりは多分快適さ」
#
13:31:01
「で、でも…………、そうできるとしても、アスラ様のおかげです。
 わたしが、いなければ……、煩わせてしまうこともなくて、もっと、栄光の道を歩めているのでは、と思うと……」
 
 蛮族の娘を伴っての旅は、決して容易なものではない。
 身を隠し、ときには偽らねばならなかった行程を――
 それに、ブランブルグにいた頃からも、聖剣を預かっていなければならなかったことを――
 少女はやはり、申し訳なく思っているようだった。
 
 休息……に頷きつつ、
 アスラが自身の顔を見なくていいように深く俯きながら、寝台に腰かける。
 
「……後悔、なさっていないの、ですか……?」
アスラ
13:34:14
「言っただろ。頑張ってきたキミをこうして救う機会を貰えたのは、本当に奇跡なのさ。オレは、キミを助けられることを誇りに思っているんだよ」
13:37:31
「さ、疲れてるだろ。食べたら、ゆっくりお休み」
#
13:39:33
 血まみれ山脈の名の由来たる、赤色の地質を持つ荒涼たる山肌に囲まれ、
 夕陽の残照が小さな窓から射し込む今は殊更に、まるで世界が茜色に沈んでいるかのよう。
 その陽光も徐々に薄れはじめ、辺りは薄暮へと移ろいつつある。
 
 斜陽に照らされたミセリアの、外套越しにそうと分かる華奢な体は、萎縮げにしていた。
 直視できないため当たり前といえばそうだが、この娘が寛いだり笑ったりしていうところは、まだ見たことはない。
 
「そんな…………。
 ……わたしは、何も……お返しできないことが、辛いの、です。
 こんなに、よくしてくださっているのに……足手まといに、なるばかり。
 なのに、こんなところまで、連れてきてくださって……」
アスラ
13:41:55
「じゃあさ。…またハルーラ様の声が聞こえた時にはオレに、今まで見ることの出来なかった、笑顔を見せてほしいな」
#
13:43:47
 躊躇ったのち……素直に、フードが微かに上下する。
 疲れている、か、ゆっくりお休みに、か。
 それとも、笑顔に――か。

 まだ、何か言いたそうな雰囲気ではあったが、
 しかし、卑下などしても、慰め励ましてもらえるだけで、却って負担でしかないと、
 思い当たったのだろう。
 
 保存食の乾し肉などや、火を起こす道具、食器の類を荷から出して、
 簡単なスープを作る準備をしている。
 水は――この僧房から中庭へ出ると、雨水がたまっている噴水跡があったのを、先ほど見た。
 水質も問題なさそうだった。
アスラ
13:45:22
「(今のオレでは、この子の心を救うことができないのかもしれない…。今は、鋼のごとき騎士ではなく、人によりそう、優しい人になりたい…)」
#
13:45:35
 小さな焚火に鍋をかけ、二人分のスープができあがった頃には、
 陽も完全に沈み、夜闇と石壁と山岳の静寂が二人を取り囲むばかりとなった。
 
「……きれいな、星空です。
 昔はよく、見上げて……導きをお祈りしていました」
13:46:09
 
 アスラのぶんを木椀によそい、そっと差し出しながら、娘はふとそう呟いた。
アスラ
13:47:34
「…その頃は、お姉さんと一緒だったのかい?」
#
13:50:47
「はい……ねえさまは、わたしなんかより、ずっと立派で、強いひとでしたけれど。
 ……その、それでも、女の子でしたから。星を見て、ろまんす……? を想うことも、ありました」
 
 かの魔域において、その姉の――石像と化した首を抱いて、あやすように歌っていた。
 それも想起したものか、少し、涙ぐんだような小声だった。
 
「……アスラ様は、あの…………ご親族、は……」
アスラ
13:51:21
「辛いことを聞いたかもしれないね。…悪かったよ」
#
13:52:39
「いえ……。
 わたしが、弱いだけ……なのです。
 ……去ったひとのことを、想い、忘れないことは、大切です……」
アスラ
13:52:56
「オレの親族、か。…残念ながら、知らないんだ。物心ついた時から神殿育ちでね。家族と呼べる人はいても。」
13:53:58
「血の繋がった肉親というものを、オレは知らないんだよ。…期待に沿った話ではなかったかな?」
#
13:56:07
「そう、なのですか……?
 ……お嫌でなかったら、聴きたいです……アスラさまの、生い立ち……」
 
 期待――については、ふるふるとフードが左右に揺れる。
 胸元が少しほつれ、少女の白い喉や胸元の肌が見て取れた。
 
 スープのぬくもりを感じようとするように、自身の木椀を手で包みながら、
 
「わたしにとって、アスラ様は……その……騎士様で、英雄……です。
 ……でも…………もっと、知りたい……というのは、迷惑……ですか……?」
アスラ
13:57:28
「そんなことは、無いよ。ひとの過去を知りたいって気持ちはオレも分かるよ。
 オレも、ミセリアが何をしていたか、知りたいなって思ってるしさ。おんなじことだよ」
13:57:51
「でも、そうだな。生い立ち、ね…」
#
13:58:46
「わ、わたしのことは、きっと、つまらないですから。
 冒険者の、頃だって……なにか輝かしいことを成し遂げた、とはいえません……。
 ……日々を生きるのに精一杯で……死ぬことがとても怖かった、って、憶えています……」
アスラ
14:00:43
「つまらなくなんてないよ。他の人のことだったら、もしかしたらそう思ったかもしれないけどさ。
 ミセリアの過去だったら、つまらないことなんて無い。どんな小さなことでも…キミのことを知るのが、楽しいんだよ。オレは」
#
14:02:15
「…………ぁ、ぅ……」
 
 そんな小声を零しただけで、深く俯いたまま黙り込んでしまった。
 表情はもちろん、分からない。石化の魔力を覚悟で覗き込みでもしない限り。
 といっても、そうしようとすれば、彼女が全力で顔を隠すだろうけれど。
アスラ
14:03:53
「今度は、オレの番かな。
 といっても、特に何かあるワケでもないんだけど。
 小さい頃は、ザイア様の神殿で、たくさんの仲間と一緒に育てられてたよ。
 まあ、でも…。エイギアって土地では仕方ない事かな。蛮族との戦いだとか、食料不足とかで、どんどん、いなくなっていったよ。
 …オレも、その時は死ぬのがとても怖かったな。…もちろん、今だって怖いんだけれどさ」
#
14:05:51
「そう……なのですか……」
 
 少女は、祈るように何かを囁いた。
 おそらくは、いなくなっていったという者達のよき輪廻を、だろう。
 ミセリアの祈りは、もはや届かないのだろうとしても。
アスラ
14:06:48
「立派な騎士になれって、教えられていたけどさ。
 とてもじゃないけど、その時はその教えを全うすることはできなかったな。
 そんなこんな、今思えば空っぽな感じに生きてた時だよ。その剣に出会ったのはさ」
#
14:08:17
「…………」
 
 空っぽ――は、想像できなかったのだろう、戸惑ったような気配が返った。
 それから、大事に携えている剣の、鞘を、そっと指先でなぞる。

「この剣と……」
アスラ
14:12:06
「高名な騎士様が、ザイア様ゆかりの地に収められていたその剣を、持って帰ってきたらしくてね」
14:13:04
「まぁ、その時から錆びて、使い物になってはいなかったのだけれど…」
#
14:14:31
「アスラ様が、それを、受け継がれた……の、ですね……」
 
 今でこそ、朽ちたような概観であるが、これが清冽たる光を発していた姿を、ミセリアも憶えているだろう。
 いや、忘れられるはずも、ないだろう。
アスラ
14:15:04
「神殿の人たちから見向きもされなくなった剣を、だけれどね」
14:17:10
「ミセリアは、誓いの騎士のおとぎ話って知っているかな?」
#
14:17:58
 小さな焚火の薪が、バチッと音を立て、微かな火の粉を散らす。
 ミセリアは、冷めかけていたスープを、慌てて口へ運んだ。
 
「……アスラ様は……」
 
 何か応じかけたところで声が重なり、口をつぐんだ跡、首を左右に振る。
アスラ
14:19:49
「ザイア様の神殿の中でしか話されないものだから、知らないかもしれないんだけど。
 人々を助けるために、神々に誓いを立てて戦う騎士様のおとぎ話なんだけれどね。
 その剣が、誓いに反応して力を取り戻す聖遺物ということがわかってからは、みんな手のひらを返すようにその剣を褒めたたえたよ。誓いの聖剣、なんて名前も付けてね」
14:21:29
「そんな剣を持ってたものだからさ。ちょっとだけ、特別に見られたんだ。
 だから…期待されるように騎士として生きようって。
 そうして、いろいろあったけど…ミセリアに出会えたってところかな。」
 
#
14:23:13
「……わ、わからないと、たしかに、錆びた剣にしか見えないです、から……。
 わたしだって……言いませんでしたけれど、最初、ちょっと不思議でした」
 
 困ったような小声を返したのち、
 もっと困ったような小声を洩らした。
 
「ぁぅ……、こ、こ、光栄……です……?
 あまり、おもしろみのない女の子で、ごめんなさい……」
アスラ
14:25:28
「不思議だよね、でも、その剣、きっとすごいものじゃないよ。
 ザイア様の加護に似たようなものがあるだけで、その実ザイア様の加護で成立した祭具でもなんでもないんだしさ!
 でも、ミセリアを助ける機会をくれたから、そういうところでは、凄いものかも」
14:27:05
「おもしろみは無いっていうなら、何ならあるかな。かわいげとか、どうだろう」スープを飲み干して
#
14:28:23
「……アスラ様に、そう言っていただけるような、価値が……欲しい、です。
 がんばってるって、仰ってくださりましたけれど……結局は、アスラ様なしでは何もできなかったですし……、……」
 
 続くアスラの言葉に、ぅー、と変な呼気が零れていた。
 
「し、知りません……」
アスラ
14:30:19
「…そんなに卑下しないでほしいなって言いたいだけさ!オレは、そんなに助ける価値のない女の子のために一生懸命になってるって言いたいのかい?」
14:31:47
「オレは、ミセリアは救われるべきだと思ったし!人族でいようと頑張ってくれたから、キミと会えたから。キミが踏ん張って辛い時間を過ごした分、幸せにしてあげたいんだよ」
#
14:37:13
「そ、そうでは、ないです……。ごめんなさい……ごめんなさい……。
 ……助けてくださったことは、うれしいですし……こうして、旅をしてくださっていることも。
 でも……」
 
 切々とした声が、フードの内より漏れる。
 
「……とても贅沢で、恩知らずで、自分勝手なことだって、わかって、います。
 でも……与えてもらうだけの側であることは……苦しいもの、なのです、アスラ様……。
 わたしだって、役に立ちたい……慈悲だけでなく、その、他の気持ちにも、値するように、なりたい……。
 ……けれど、力不足だって、知っていて……こうして、みじめに、うじうじするしか、できないの、です。
 それが…………悲しくて……、……だから……、それだけ、……なのです……ひぐっ……」
アスラ
14:38:25
「じゃあさ。オレは例えば、料理とかできないよ。もう、
14:39:19
「ミセリアはオレの事を助けてくれてるってところもあるんじゃないかな」
「とは言ってみるけど、きっとそれでは、満足してくれないよね」
#
14:41:56
「…………」
 
 満足――の辺りで、びくっと細い肩が震える。
 次いで、努めて出しているようではあったが、明るい声で、
 
「ご、ごめんなさい……本当に、わたし、感謝でいっぱい、なのです、アスラ様。
 もっと、わたしも、何かできればって、そう思ってしまうだけで……
 ……お料理、これからも、がんばりますね……!」
アスラ
14:43:03
「だから…これは貸しだよ、ミセリア。もし、人としてのキミと会うことができたら!その時は、冒険の中で、借りを返してほしいな」
「キミと旅をするの、こう見えて楽しんでるからさ」
14:43:26
「うん。これからもミセリアのおいしいご飯が食べたいな」
#
14:46:23
「……はい、アスラ様。
 わたし、命に代えても、がんばります……から」
アスラ
14:47:14
「えっと…命の方を、大切にしてほしい、な!」
#
14:48:00
 
 やがて夕餉を終え、休息の準備を行う段となった。
 無論、アスラが夜通し見張るわけにもいかないし、二人で交互に、が妥当であるのだろうが――
 この修道院跡には、微かながら、確かに神の息吹を感じる。
 それは、神殿などでも感受されるような、穏やかに見守るような雰囲気というべきものだ。
 おそらく、ここは安全だろう……と、信仰というべきか本能というべきか、斯様な感得はあるのだった。
 ――とはいえ、離れ離れになるわけにもいかないだろうが。
 聖地であればこそ、ミセリアに反応して生じる何らかの危害が存在しないとも、またいえないのだった。
 
 いずれにせよ――
 
 噴水跡の水を、水瓶に汲んできたミセリアは、躊躇うようにみじろぎした後、
 
「……あの……体を、拭きます……ので……。
 う、後ろを……向いていて、くださります、か……?
 …………み、見ても、魅力のある姿ではないですし……それに、石に……」
 
アスラ
14:49:18
「うん。分かった。でも、危ないことがあったらすぐに知らせるんだよ」
#
14:50:10
「はい……。
 ……す、すぐに後ろに、いますから」
14:56:28
 
 あとは、緊張げに沈黙したまま、後ろを向いてくれるのを待っているようだ。
アスラ
14:56:54
では、後ろを向きます
#
14:58:10
 背後、衣擦れの音がしばし聴こえて、
 それから、布を水に浸す音、それが肌を拭く音……などが続く。
 もっとも、少女が水浴する様子を想像させる物音だけではなく、
 髪を形成する蛇の、しゅるしゅるという剣呑な響きも、だろうが。
 
「……アスラ様は……メリュジーヌのおとぎ話を、聞いたこと、ありますか……?」
アスラ
14:59:04
背後の音は恐ろしくもあるけど、ミセリアを信頼し、構えは取りません
14:59:29
「メリュジーヌ、聞いたことは無いな。どんなお話なんだろう」
#
15:02:44
「メリュジーヌというのは、ある騎士が恋に落ちる、きれいな娘の名前……です。
 ふたりは深く愛し合い、その、子供を授かったりもしました」
 
 ぴちゃり、と拭き布の水滴が零れる様子が聴こえる。
 おそらくは今、ミセリアの裸身を、その水滴が伝っているのだろう。
 
「けれど、メリュジーヌは、その騎士に、一つだけ誓うことを頼みました。
 それは……水浴している自分の姿を、見てはいけない、ということ、です」
アスラ
15:05:43
「…それは、何故なんだろう。かのクレインの恩返しのような、正体をさらす唯一の場所だったり、したのかい?」
#
15:09:43
「騎士はもちろん、誓いました。
 けれど……時と共に、疑心暗鬼が芽生えてしまったのです。
 どうして覗いてはいけないのだろう? 何を隠しているのだろう? と……」
 
 ミセリアの声は、緊張を帯びているが――異性の後ろで裸になっていれば普通そうだろう――、
 それでも、まるで童話を読み聞かせているような、穏やかな響きだ。
 聖剣が側にある限り、“逆さ”というべき人間性は留め置かれている。
 もし、それを失ったとき、彼女はメデューサの性質に抗えないだろう。
 
「……はい。
 禁を破った騎士が見たものは、体の一部が恐ろしい蛇となっている、妃の姿でした。
 誓いを……破られたことで、メリュジーヌは、二度と、人の姿で暮らすことはできなくなってしまい……
 ……失意の内に、騎士のもとを去ってしまうのです。
 それからは、時折……湖や沼地で……ひとり悲しみ泣くメリュジーヌを見る者が、いたのだとか」
アスラ
15:12:37
「それは、救われない話、だね」
15:16:23
「そのお話は、どこで伝わっていた話なんだい?」
#
15:18:10
「わたしが生まれ育った……今は、オロスと呼ばれている地方に伝わるお話です。
 ……おとぎ話では、騎士が、その姿を見たとき、どう思ったか、何を言ったのかは、伝えられていません。
 驚き、拒んだのでしょうか……それとも、受け容れ、自分の行為を悔いたのでしょうか。
 …………どちらにしても、いちど破られた“誓い”は、ふたりを断ち切ってしまいました……」
 
 水音が熄み、ミセリアの気配がもう少し、背後へ近づいてきたのを感じる。
 一歩、二歩。
 
「でも……メリュジーヌの方の気持ちは……分かる気が、するの、です。
 だって――女の子なら、誰だって、きれいな姿だけ、見せたいです……
 ……好きと……思う、相手に……」
アスラ
15:20:44
「誓いを破るという行為は、ザイアの騎士においても、禁忌。でも、愛する人から何かを隠されてしまう事への不安も、分からなくはないよ。だからといって、許されるものでは、無かったと思うけれど」
#
15:23:45
「…………アスラ様……メデューサは、気に入った相手を、石に代えて、
 永遠に自分のものにしたいって思うそうです……」
 
 首筋へとかかる、ミセリアのか細い吐息は、そんな言葉を綴る。
アスラ
15:26:11
「それは――――、」 「そう、なんだね。バジリスクの類にも聞く、嗜好なのだね」
#
15:28:23
「人としてのわたしは、もし今、あなた様が振り返ったら、死ぬほど恥ずかしい……です。
 魔としてのわたしは、…………」
 
 躊躇うような間を経て、哀切とした小声が揺れる。
 
「……どちらも…………あなた様のことが、……ほしい……です。
 …………でも……でも、何も、できません。
 こんな醜い姿を……、見られたくない、から……」
アスラ
15:30:53
「見られたくないというのならば、オレはその姿を見ないで、いるよ。」
15:32:19
「あとね、ミセリア。オレは騎士だ、みんなのための騎士だから…キミだけのものになることは、出来ないんだと思う」
15:33:05
「でも、オレは騎士である前に人なんだ、アスラっていう人なんだ…。だから、キミが心から、オレを、欲しいというなら」
15:33:47
「キミだけの騎士になる。キミのものではなく、キミと添い遂げ、キミを守り、キミに助けられる騎士に、なる」
#
15:34:49
「……アスラ様…………、っ……」
 
 名を呼ぶ声の末尾は、嗚咽めいて潰れていた。
15:35:52
 
「……も、もし、わたしの髪が、戻って…………あなた様に、微笑みを見せることができるようになったら。
 そうしたら、わたしを……、……」
 
 ミセリアの声は、消え入り、そのまま沈黙のみとなった。
 ……気配は少し離れ……水浴びを終えたのだろう、衣擦れの音を経て、
 小さな声が、伝える。もう、振り向いていいですよ……と。
アスラ
15:36:52
「うん、じゃあ、振り向くよ」恐れはきっと、無い。振り向く
#
15:40:50
 フードを目深にして、その外套をまとった、いつものミセリアだ。
 強いていえば外套の前が開いたままで、簡素なドレスから出ている剥き出しの両腕が、
 水浴の名残に仄かな湿気を帯びたままで、祈るように手指を組み合わせている。
 ドレスそのものも、僅かながら少女の肢体に張り付き、その輪郭を滲ませていたが。
 これまで、どれほど意識していたものかは分からないが――
 ――そこに立っているのは、確かに、ひとりの異性であるよう、だった。
 
「…………お、お待たせして……ごめんなさい。
 あの、…………う、うれしかった……です。
 ……また……希望を、もらったのは、わたしの方……に、なっちゃいました、けれど」
15:42:46
 
 言葉を探すように、身じろぎして、
 
「先ほどの……、……い、いえ……。
 この地に、手がかりを求めることが……先、です……よね。
 ……き、きちんと、休まないと……です……ね」
アスラ
15:43:30
「そう…だね。うん。キミが話したい時に話してくれればいいからさ」
#
15:44:43
「さ、さっきので…………勇気を、使い果たし、ました……」
 
 珍しく――というべきか、拗ねたような響きも混じっていたかもしれない。
アスラ
15:45:22
「そっか。…じゃあ、勇気が戻ってきてから、聞かせてもらおうかな」
15:46:14
「オレも少し体を流してから休むよ。すぐだから、少し待っていてね」
#
15:48:11
 ミセリアは、曖昧に頭を動かした。おそらく、頷いたのだろう。
 それから、慌てて後ろを向いた。
 蛇の呪いと関係なしに、恥ずかしいものらしかった。
 
 ――かくて、休息の準備を終えて、一夜を休むことができそうだ。
 簡素とはいえ寝台は一つ。どちらかは毛布に包まって床で休むだろう。
アスラ
15:48:57
「さ、ミセリアが寝台を使うといいよ。オレは床に寝るからさ」
#
15:51:09
「……はい……、ごめんなさい……」
 
 固辞などしても、二人とも床で寝ることになるだけだと想像できるくらいには、
 ミセリアも二人での旅に――というよりアスラにというか――慣れてきているようだ。
 申し訳なさそうにしつつも、口答えせず、寝台用の板の上へ。
 登山の疲弊もあり、すぐに、規則正しい微かな寝息が聞こえてくるだろう。
アスラ
15:51:51
「お休み、ミセリア。明日こそは、キミを助けるための手掛かりを得られるといいのだけれど…」
15:53:20
毛布を出し、ベッドの代わりにペガサスに寄り掛かって一人と一匹で眠ります
#
15:56:01
 
 ――翌朝――
 
 曇天の層を、幾許かの陽射しが劈き、光条めいた断片となって地上へ射し込んでいる。
 朝の準備を経て……深閑たる騎士修道院跡の、本格的な探索を始めることができるだろう。
 
 この探索については、いちど、探索判定を行える。
 結果そのものは特に変わらないが、達成値が高いほど、報酬に相当する収益部分が増す。
 
アスラ
15:57:53
「は…朝か。悪いね、助かったよ」ペガサスを撫で、一度しまって、ミセリアの様子を見ます
#
15:59:28
 緊張の様子はあるが、それ以上に変わった様子は――
 ――強いていえば、普段より、なんとなく恥ずかしそうにしている、というのを除けば、特に無い。
 聖剣を大切に抱え、君に追従することだろう。
アスラ
15:59:56
「じゃあ、さっそく探索を始めよう
16:00:42
「とは言っても、きっと、この剣が持ち出された時からこの様子だろうから…手がかりが見つかるかも、難しいところだけど」
#
16:00:47
「はい……アスラ様。
 今のわたしは、あまり、お役に立てませんけれど」
アスラ
16:01:27
「気にしなくていいよ。貸し、だからね」 「頼むぞ、ペガサス!」ペガサスを出して
16:02:06
探索指令にて、ペガサスの知覚を用い探索判定を行います。
2D6 → 6 + 4 + 【9】 = 19
16:02:58
報酬部分であれば指輪を破壊する必要はないでしょう
#
16:07:54
 もとより、最大の目標値で18だ。
 では……
 
 ……祭具殿(儀式に使う道具を置いておく、不敬な表現でいえば物置)を検めていた折、
 安置されていた首飾りをひとつ、見つけた。
 〈奇跡の首飾り〉(⇒『Ⅲ』250頁)であるようだ。
アスラ
16:09:01
「これは…奇跡の首飾り、なかなか見ないものが、まだ残っているなんて」
16:09:40
「…せっかくだし、お守り代わりに、ミセリアが持っていてくれるかい?」
#
16:11:22
「……その……幸先の良い名前……ですね。
 『奇跡』……」
 
 魔域より救われたことも、また、蛇の呪いを解くために必要なものも、
 まさに、それであろう。
 
 次いで、アスラの言に戸惑ったものの、だいたいのことには従順に従う少女だ。
 おとなしく、首飾りを受け取った。
 
「はい……、お預かり、いたします……」
アスラ
16:13:19
「そうだね、奇跡…神々から授けられるのではなく、自分の手で手繰り寄せなければならないんだろうね…」
#
16:16:04
 
 修道院跡の調査に関しては、見て回った限りでは、遥か昔に人が絶えた古址に相違ない。
 まるで時の流れの内より置き去りにされていたような、質量ある過去・歴史といえよう。
 
 だが――
 
 聖地エクエスの深奥……騎士修道院の大礼拝堂へと、足を踏み入れたときのことだ。
 
16:16:49
 アスラが帯びている聖印が、仄かな青白い光を帯びた。
 驚いた声に応じて見れば、ミセリアが抱えている剣もまた。
アスラ
16:18:32
「な、なんだ…?」 
#
16:19:43
 
 そして、大いなる声が、二人の心に響いた。
 
 それは抗いようのない圧倒的な衝撃のようでいて、
 しかし無為に心を砕かんとするような敵意を持つわけでもない、
 ただただ力強い声であった。
 
 神の啓示――とは、また少し異なるようだ。
 
16:20:18
 第一の声が告げる。
 
『守護の子よ――汝は此処へ到った』
16:21:03
 
 第二の声が告げる。
 
『遍歴せる子よ――汝の誓いや如何に』
アスラ
16:25:47
「なんだ、この、声は…!語り掛けられて、いる…」
#
16:27:16
「……っ…………」
 
 ミセリアは、言葉を失ったまま身を震わせている。
 仰向いた折にフードが落ちそうになり、慌てて片手で布地を掴んで深く引き戻していた。
アスラ
16:29:10
「オレの、オレの誓いは…騎士になること!‥‥‥今は、ミセリアを救う騎士に!」ミセリアのをかばうように立ちつつ?
16:31:56
「貴方たちは、何者だ!」声に言葉を投げかけたいです
#
16:32:12
 また君は、第三の声が告げるのを聞いた。
 
『汝――その身を擲ちて、守護と救済を為さんと欲するか』
16:33:36
 
 また、第四の声が告げるのを聞いた。
 
『我らはザイアの神兵なり――第九位エントリオンの座にありて、導きを守護せる神意なり』
アスラ
16:33:54
「‥‥‥オレは、命を懸けてでも、ミセリアを救う!救って見せる!」 「そのためになら、死も、怖くは、無い…!」
#
16:35:53
「……だ、だめ…………そんなの、だめ、です……アスラ様……。
 あなた様自身のことも、大切に……して、ください……。
 ……わたし……わたしは、たとえ、もし、あなた様が護ってくださらなくても、あなた様が好きです……!」
16:38:10
 
 第五の声が告げるのを、君は聞いた。
 
『汝の誓いに曇りなし――また、主の御名に於いて、汝の我を問うことは無し』
アスラ
16:38:25
「オレは、騎士を目指すんだ。キミを救う、騎士に…!
 信念と誇りを捻じ曲げて、自分に嘘をついて生きるなんて、嫌なんだ!
 キミに誇れる、そんな人生を、歩みたい!」
#
16:45:28
 第六の声が告げるのを、君は聞いた。
 
『然らば、遍歴せる子よ、知るべきと知れ。
 真に誓いを果たさんと願うならば、真にして神なる盾に於いて他なしであると。
 何故ならば人の身は限りあり、必ずや、いずれは力及ばざるためである。
 汝、階梯を昇るべき子よ、覚悟や如何に。
 守護と誓約を司りし騎士神の御手によりて、神の座へと歩むだけの信念や如何に』
アスラ
16:48:37
「神になりたい訳ではないっ…。けれど、彼女を救う騎士になる心に迷いなんて無い!」
#
16:51:24
 また、第七の声が告げるのを、君は聞いた。
 
『汝の魂は相応しくも、人の軛もまた未だあり。
 導かれようとも、即身を以て神座に到りはせず。
 何故ならば、神の力は、信祈に拠るからである。
 然るに――歩むべき道を歩むならば。
 汝はひとたび半神となりて、人の子が呼ぶところの奇跡を為せよう。
 その娘を、呪いより解き放つことができよう。
 ――そののち、汝はひとたび、力を使い果たす。
 そして、研鑽をさらに積み、祈りを集め、真に相応となれば』
16:53:14
 
 そして、第八の声が告げるのを、君は聞いた。
 
『その時、汝は、真に神の座へと昇り得るであろう。
 真に、万人を守護せる騎士となりて。
 また真に、その娘を加護せる騎士となろう』
アスラ
16:58:42
「ミセリアを救うには、その道を往く他無いと言うのか…?」 力を使い果たす、とは死かプリースト喪失かのような感じでしょうか
#
17:01:28
 第九の声が、厳かに告げるのを、聞いた。
 
『人の子よ。
 それは、騎士神の加護に非ず、汝の加護をもたらすということである。
 神が神に祈ることはないと知れ。
 守護は、恩寵は、奇蹟は――汝を力の源とするが天理なり。
 ならば、汝はザイアの御名において、神聖なる力を発するのではない。
 階梯を昇りゆく自らの名において、加護をもたらすということである』
17:01:54
 
 ――神兵らの言葉を要約するならば、次のようなことである。
 
17:10:35
 神兵が語るところでは、君は、ザイア神の手によって、神格へと導かれるに相応しい。
 また、人の身では所詮、限りある『騎士』としての誓いを、
 理想の域へ届かせるためには、それこそ神格を得る他あるまい。
 
 だが、それを選んだとしても、信仰を得ていない君が、無際限に神の力を発揮できるようになれるわけではない。
 また、神への階梯そのものもまた、人の身として耐えられるものではないため――
 (ひらたくいえば超越者の域に達していないため)
 ――人の身で、さらなる研鑽を積まなければならないだろう。
 以上のことから、いきなり神と化するというわけでは、まったくない。
 
 その上で、ミセリアの呪いを解くには、コールゴッドに比肩する奇跡が必要だ。
 これを行なったならば、君の、不完全な神格は、さらにその力を減じるだろう。
 結果、現在のような、一介のプリーストと同程度となるはずだ。
 
 君が、それでも、神の座へ到ることを決断するならば、君は、半神となる。
 人族であるが、僅かばかりながら神族としての性質も持ち合わせる存在だ。
 自らが神聖魔法の力の源である以上、信仰はザイアではなく己となる。
 ルール的にいえば、信仰が「その他」となり、特殊神聖魔法が使えなくなる。
 代わりに、一時的に神族の力を解放することができる――
 ――この解放の性質は、聖剣のそれと似たものであるようだ。
 だが、最後に、声が告げるところでは、君を導く代償に聖剣は失われる……一体化するというべきか。
アスラ
17:11:54
なるほど。ありがとうございます。
#
17:13:01
 
 端的にいえば……聖剣と特殊神聖魔法を失う代わりに。
 神性を解放する能力と、いずれ神格に到るための第一歩、
 そしてミセリアを人に戻す奇跡を、得られる――ということだ。
 
 それを選ぶならば、だが。
 
アスラ
17:15:10
「紙に興味がある訳ではないし、ザイア様へのこの信仰が消え去るというわけではない。けれど…ミセリアを。彼女を人に戻せるならば、オレはその道を歩みます」
17:16:17
神ですけれどね
#
17:17:53
「…………アスラ様……」
 
 このようなときでも、顔を正対させることができない身だ。
 それがもどかしくはあるだろうが、顔を伏せたまま、ミセリアは切々と声を洩らす。
 
「わ、わたしの……ミセリアのこと、より……。
 ……ご自身のことを……、…………だ、だって……、失ってしまう、ものも……」
アスラ
17:19:27
「いままで得てきたものも、とっても大きいよ。けれど…まだオレは、人の生の五分の一も歩んでいない。」
17:19:58
「ここまで積み上げたものより、これからミセリアと何かを積み上げていく方が、ずっと良い」
17:22:24
「ずっと目を見れないで共に過ごすより、キミの目を見て話したい」
17:23:19
「それじゃ…駄目かな・・・?」
#
17:24:37
 ミセリアが抱えている、仄かな輝きを発している聖剣へと、ひとつ、ふたつ、光の雫が零れた。
 それは、遡れば、少女の頤を伝い……より遡行すればフードの内、その双眸から零れているだろう雫だった。
 
「……うれしい、です…………うれしいの、です……、なのに……。
 わたし、泣いて……ごめんなさい……ごめんなさい…………」
アスラ
17:26:20
「どうか、泣かないで。キミを泣かせたいわけではなかったんだよ。
 キミに笑ってほしかったから…キミとともに、笑い合いたかったから…それだけ、なんだ」
#
17:28:09
 
 神兵らの声が一斉に、告げるのを君は聞いた。
 
『汝の――最後の――そして最初の――誓いに、我らは立ち合った。
 ザイアも照覧あれ、これなる勇ましき魂に祝福あれかし!
 ――決意が揺るがぬならば、騎士の子よ、我らが試練を受けよ。
 これは汝を試すための試練に非ず。
 汝がこの日もたらす、ただ一度の奇跡を、援けるためのものなり』
 
アスラ
17:29:30
「決意は、揺らがない。受けます。その、試練。」
#
17:30:04
 泣きじゃくる少女は、剣を抱えたままの手をぎこちなく動かし、フードの内で涙を拭う。
 声だけは、未だ、嗚咽を打ち消しきれていなかったが。
 
「…………わたしも。
 わたしも……アスラ様……、いっしょに、笑いたい……あなた様の笑顔を、わたし――」
17:30:38
 
 ミセリアの声の末尾は、滲むように消えた。
 周囲の全ても。
 
 忽然と、君は、闇の中に立っている。
 
アスラ
17:31:49
ペガサスさんはいらっしゃらないですよね
#
17:32:58
 
 気付けば、君の手には、朽ちた聖剣がある。
 君が、誓うことで、それは輝きを取り戻すだろう。
 
 天馬は、いないようだ。
 何故ならば、『此処』は――
 ――いわばミセリアの『呪い』の中だからである。
 
アスラ
17:35:00
「(この剣を握るのも、随分と久しぶりな気がする…大丈夫。今の俺なら、前以上に使いこなしてやれる…)」
#
17:36:13
 
 君がもたらさんとする『救済』、
 ミセリアを縛している『呪い』、
 
 鬩ぎ合うそれらの闘争を、
 君は、己の身で現実で戦うのと同じように、
 己の魂身で体験し、そして打ち克たねばならない。
 
 ――さあ、聖剣は君の手にある。
 今、誓いの言葉は――
 
アスラ
17:38:07
「誓うっ!この剣と、この命…そして、ザイアへの信仰にかけて!‥‥‥必ず、ミセリアを救う!なんとしても!」
#
17:40:32
 
 闇に、光が生まれた。
 聖剣はその輝きを取り戻し、青白い閃光を広げる。
 その輝きが、闇に巣食う……闇に滲むように蠢く、蛇髪の魔物を照らし出した。
 
 忌々しげに君を見据える魔物は、ミセリアの顔をしていた。
 
 ――戦闘準備を、その後、魔物知識判定(知名度14)を。
 
アスラ
17:41:52
「っ‥‥‥!」ミセリアの顔をする魔物を斬ることはしたくない。それでも。バークメイルA、ビートルスキンを起動します。 (HP:83/83 MP:38/41 防:16+2+2 転〇)
17:42:42
盾と聖剣を構えて、準備完了! (HP:83/83 MP:38/41 防:15+2+2 転〇)
17:43:05
では、魔物知識判定!
2D6 → 1 + 4 + 【9】 = 14
#
17:44:32
 メデューサの呪詛を体現する、その化身は、
 ゴルゴーン(⇒『IB』121頁)として君を拒む。
 剣のかけらを8個、内包している。
アスラ
17:45:03
「ザイアの聖別受けし呪鎧、聖剣、魔剣。それを信仰の発露として、迎え撃つ!」 (HP:83/83 MP:38/41 防:15+2+2 転〇)
TOPIC
17:45:24
呪詛[92/92 71/71] by GMペナルティ
#
17:46:19
 距離については、眼前だ。
 数値として管理するまでもあるまい。
 
 先制値は14……呪詛が先んじる。
アスラ
17:46:43
「受けて立つ…!」 (HP:83/83 MP:38/41 防:15+2+2 転〇)
#
17:47:58
『ああ、アスラ様――あなた様が欲しい、欲しい、欲しいです……。
 ずっと、石になって、ずっと、ずっと、側にいて、わたしのものになって、わたしだけの……』
 
 しゅるしゅると迫る無数の蛇髪が襲う。
 命中力は17だ。
アスラ
17:48:22
回避 (HP:83/83 MP:38/41 防:15+2+2 転〇)
2D6 → 4 + 3 + 【9】 = 16
17:48:54
「真っ向から受けてやる!」
#
17:49:28
 まとわり、絡みつき、牙を立てる。
 打撃点――及び、目標値17の、毒に対する生命抵抗を。
2D6 → 4 + 2 + 【6】 = 12
アスラ
17:50:13
「その程度でザイアの呪鎧は砕けないっ!」生命抵抗 (HP:83/83 MP:38/41 防:15+2+2 転〇)
2D6 → 5 + 1 + 【13】 = 19
17:51:43
「ミセリア…くそ、剣を立てるしか、ないのか・・・?」
#
17:51:51
 牙は阻まれ、毒もまた。
 
 最初に、身も凍る姿に対する、目標値16の精神抵抗力判定。呪い属性だ。
 その後、君の手番だ。
アスラ
17:52:09
精神抵抗。 (HP:83/83 MP:38/41 防:15+2+2 転〇)
2D6 → 4 + 6 + 【14】 = 24
17:52:50
石人は魔のミセリアの贈り物としてとっておこう…
#
17:53:00
『……欲しい……欲しい……わたしの……わたしの、わたしの、アスラ様……。
 ずっと、ずっと、愛してさしあげますから……ずっと、ずっと、わたし……』
アスラ
17:55:03
「…きみだけのものには、なれない…!でも、オレはキミの騎士として生きる!どうか…どうか安らかに…斃す…!」ポンホル芸でクリレイA、熊、猫、鹿を起動して、聖剣と清めの聖剣を抜き、盾を落とす。 (HP:83/83 MP:29/41 防:15+2+2 転〇)
17:56:13
「悪しきものに、焔の洗礼を!目覚めよ、魔剣!」清めの聖剣を火属性にし、クリレイ適応して攻撃開始
2D6 → 3 + 6 + 【14+1+1-2】 = 23
17:56:34
ダメージ
25 = 7 (2 + 4 = 6 > 8) + 【15+3】 威力 : 25
17:57:18
「聖剣!その力を開放する!」命中
2D6 → 6 + 6 + 【14+1+1-2】 = 26
17:57:26
おっと、栄光がない
2D6 → 6 + 3 + 【14+1+1-2】 = 23
#
17:57:49
『ね……わたし・・・だって、ミセリアなんですよ……わたしだって……。
 ほら、あっちのミセリアなんかより、ずっと、素直なんですから……。
 あなた様を、ずっと――愛でていたいです……っぁ、ぁぁぁぁぁ……!!』
 
 切り裂かれ、悲鳴を上げ――
アスラ
17:58:11
(HP:83/83 MP:29/41 防:15+2+2 転〇)
44 = 8 (6 + 4 = 10 クリティカル!) + 8 (6 + 4 = 10 クリティカル!) + 8 (5 + 4 = 9) + 【15+3+2】 威力 : 25
17:58:26
魔力撃を乗せなかったのに…
TOPIC
17:58:34
呪詛[92-17-36/92 71/71] by GMペナルティ
TOPIC
17:58:47
呪詛[39/92 71/71] by GMペナルティ
アスラ
17:59:02
「く、ぅ‥‥!ミセリア…!」 (HP:83/83 MP:29/41 防:15+2+2 転〇)
17:59:35
「そう、だ…穢れていても…等しく救われるべきなのではないのか…⁉」
#
18:00:23
『わたしの……! 誰にもあげない! 誰にも渡さない!
 わたしだけの、やっと見つけた、やっと見つけてくれた、わたしだけの愛しいひとなんですからああああああ――――!』
 
 叫びは衝撃波となり、アスラに打ちつける――【ブラスト】だ。
2D6 → 3 + 2 + 【10】 = 15
アスラ
18:00:36
抵抗 (HP:83/83 MP:29/41 防:15+2+2 転〇)
2D6 → 4 + 1 + 【14】 = 19
TOPIC
18:00:45
呪詛[39/92 65/71] by GMペナルティ
#
18:01:02
 衝撃属性魔法ダメージ――
7 = [14 = 4 (2 + 2 = 4) + 【10】] / 2 威力 : 30
18:01:54
 ――その美醜が混濁した姿が、石化の呪詛をもたらす。
 精神抵抗力判定ののち、君の手番だ。
アスラ
18:02:10
「ミセリア…、ミセリア…!ごめん、ごめん…っ」抵抗 (HP:76/83 MP:29/41 防:15+2+2 転〇)
2D6 → 3 + 6 + 【14】 = 23
18:03:38
「くそ、オレだって、キミが、キミのどちらもが……どちらもを救いたかった!」
18:05:55
「でも、キミを乗り越えて進む、どうか、進ませてくれ…!ミセリア…!」清めを納刀して、クリレイA張って、魔力撃宣言、両手持ち聖剣で命中を (HP:76/83 MP:29/41 防:12+2+2 転〇)
2D6 → 3 + 3 + 【14+1+1】 = 22
#
18:06:06
『ふふっ、うふふっ……それじゃあ、ほら……ね、楽にしてください?
 あなた様の逞しいお体が、冷たい石になるまで……
 ……わたし、舌を這わせて、裸をすりつけて、いっぱい、堪能させてあげますから。
 ね、アスラ様も、わたしのこと……欲しいですよね? わたしのこと――』
アスラ
18:06:30
ダメージ (HP:76/83 MP:29/41 防:12+2+2 転〇)
58 = 12 (5 + 5 = 10 > 12 クリティカル!) + 11 (6 + 5 = 11 クリティカル!) + 4 (1 + 3 = 4) + 【15+3+2+11】 威力 : 35
#
18:07:11
『――わたしの――――あ、ああ…………わたしの……』
アスラ
18:07:20
「ミセリア…絶対に!忘れたりはしない…魔のキミを忘れ去るなんて、絶対にしない…!」 (HP:76/83 MP:29/41 防:12+2+2 転〇)
18:11:16
「キミのことも好きだった…愛してたんだ…!」
#
18:11:42
『…………あっちのミセリアに……とられちゃうんですね……。
 ……でも……、あっちだって、忘れない……。
 わたしの記憶を、この衝動を、欲望を、愛を、忘れたりしない、忘れられない、ずっと。
 この焦がれる想いは……ずっと、ずっと…………消えない……です…………』
 
 ミセリアの姿が揺らめき、
 聖剣の光がなおも増して、取り巻く闇ごと消し去っていった。
 そして――
TOPIC
18:11:48
by GMペナルティ
#
18:12:31
 ――騎士修道院の礼拝堂に、再び立っていた。
 君の手にした聖剣は、ミセリアの胸を貫いたままで。
 こちらは現実のミセリアを、だ。
 
 いや――
18:13:36
 
 鮮血の類は無い。
 聖剣はすでに、実体を持たぬ、青白い光そのものとなっているだけだった。
 
 その輝きは、君の身体へと吸い込まれて収斂するようにして消える。
 
アスラ
18:15:19
「呪いは…解け、たのかな」
#
18:15:30
 呆然と佇むミセリアの、フードが後ろへ落ち、
 綺麗な黒髪が、君の視界で流れた。
 
 君が貫いたのは、確かに、蛇の呪いだった。
 それを還した所業を、奇跡という名の他で呼ぶことはできまい。
18:16:59
 
「ぁ……」
 
 目を瞠っていた少女の唇が、ようやく動く。
 最初は、泣いてしまいそうに――
 ――それから、そっと、微笑むように。
 
「……アスラ様……」
アスラ
18:17:27
「…ミセリア……あぁ…ミセリア…!」
#
18:19:18
 ミセリアの唇は、どんな言葉をかたどるべき迷うように浅く開いて、
 それから、言葉とは違うものを、選んだ。
 
 その甘い感触が、君の唇に触れるのを感じる。
アスラ
18:21:10
「‥‥‥(ミセリア…キミだけは…絶対に、守る…守って見せるから…!)」目を閉じて
#
18:25:47
 
 雲は割れ、陽射しが真っ直ぐに礼拝堂へと射し込んでくる、
 その明るさと温もりを感じる。
 
 祝福するような光の中、
 そっとアスラの首へと回されるミセリアの腕も――
 ――より体を押しつけて、強く抱擁したまま、口づけを捧げるべく。
 君の腕の中にいる少女は、ただただ、その口づけに想いを託しているのだった。
 
 それに……
 
 ……聖剣の光が吸い込まれた君の両手に、微かな力の残留と熱を感じる。
 今や、君は人でありながら、神にも近しき階梯にある存在……半神であった。
 いずれは、その手で……数多を護り、救うことができるかもしれない。
 そう、思い描いていた騎士のように――
 
アスラ
18:28:55
「(キミだけのものにはなれずとも、きっと、キミの騎士に…)」
#
18:33:42
「……わたしも……心に決めていたことが、あります。
 わたし……ミセリアも……、あなた様に、一生を捧げたい、です……。
 …………わ、わたしなんかでも……よければ……。
 誰よりも、あなた様を……“信じて”います……から……」
 
 伴侶として……そして、神官として。
 それが、少女の願いであるようだった。
 あと、もう一つ――
 ミセリアは、陽射しに照らされながら、花開くように微笑んだ。
 
「…………あなた様の、笑顔も……見せて、ほしい、です……愛しい、アスラ様」
アスラ
18:35:24
「ミセリア…オレも、君を愛してる。長かった。長かったよね…」
18:36:30
「ここまで、頑張ってくれてありがとう…、ミセリア!オレもキミを、信頼しているから!」屈託のない笑顔を
18:40:12
「オレの半生は、人としてのオレは、ミセリアのもの、だから…!これからは、ずっと、一緒だから…!」
#
18:41:18
 
 微笑んだまま、ミセリアはまた、その瞳に涙を煌めかせた。
 これは、哀しみの涙ではなかった。
 
 そして応えるように、再び唇を重ねる。
 
 
 未来のことは神すらも分からない。
 だが、君は確かに、誓いを果たし――
 一人の少女を、救った。
 
18:41:26
 

 
騎士 end.
 
 
18:42:00
 
 経験点:1000+80=1080
 報酬額:+5000G〈奇跡の首飾り〉
     -14500G〈朽ちた聖剣 《Blade of Oath》
     +17500G〈半神の手〉
     =8000G相当
 名誉点:50
   
 http://www.piyosword.com/sw25oritems/view/327
18:42:13
 お疲れ様でした!
アスラ
18:42:25
お疲れ様でした!
18:42:49
超強かったです
18:43:31
装備個所の手はどちらも埋まるのでしょうかね
#
18:43:55
 〈聖印〉は、ザイアのものは使えないので、自分の〈聖印〉を(材料を得て/購入して)用意しましょう!
 装備個所は片手だけです(効果は全身にありますが)。
アスラ
18:44:25
ありがとうございます。自分の聖印か…w
#
18:45:04
 自らが司るものを宣言――は、聖剣で誓うときとおおむね同じです。
 司るもの(自分の理想や教義)、聖印のデザインなど、考えておくと面白いかも。
アスラ
18:45:19
信仰はどうなるんでしょうか。このまま信仰をその他の神に移す…ではいけないのですよね。
#
18:46:19
 信仰は、キャラシの信仰を、「ザイア」から「その他」に変更してください。
 ルール的には、特殊神聖魔法を使えない、という効果ですね。
アスラ
18:46:31
承知しました
#
18:47:14
 もちろん、ザイアの教えを尊重して価値を置くこと自体にはなんら妨げはありません。
 小神もだいたいは自らを導いた神を重んじているものみたいですしね。
アスラ
18:48:49
聖剣は不名誉点行きでよいのでしょうか
#
18:50:39
 ミセリアは、2.0的には、おうちで待っている有能な金庫番的な感じでしょうけれど、
 2.5にはそのルールはまだないので――
 ひとりめのアスラのプリーストにして、もし婚儀をするならば正式に……といったふうですね。
 
 専用化しているので残念ながら不名誉行きになりますが、今回の50点でちょうど打ち消せるはず。
アスラ
18:52:36
おうちルールの復活が待たれますね
18:53:32
て、強いですね。ありがとうございました
#
18:55:12
 デメリットもバランス的にはそれなりにありますしね。
 神族スレイヤーはむしろRP的に美味しいかもしれませんが――
アスラ
18:55:17
つかさどるものとか、聖印とか色々決めなければいけなくなりましたが、とても楽しかったです。聖剣持ってってもらったときから無茶ぶってた気もしたのですが綺麗にまとめてくれてありがとうございました
18:56:30
神族化はすごい感じでしたね。かっこよくてとても嬉しいです
#
18:56:35
 アスラの英雄譚のひとつとして、私も楽しませていただきました。
 ミセリアもちゃんと幸せになれてしまった――登場時は斬られる予定でしたのにね!

 それでは、確認事項が他にありませんでしたら、ご参加ありがとうございました。
 また、次なる舞台にて、よろしくお願いしまーす。
アスラ
18:57:00
はい!今度からはザイアがなくなったので遠慮なく応募させていただきますね!
18:57:33
魔のミセリアちゃんを斬ったのが悲しかったです。石人の耳飾りは何に改名すればよいですか?
#
18:57:43
 そういえばそうですね! 例外にしなくても普通に突入してもらえそうです。
アスラ
18:59:08
魔のミセリアちゃんからの贈り物とでっちあげて石人使いますね…(
18:59:22
それが許してくれるかどうかだけ確認させてもらいたいです
#
19:00:24
 魔は、蛮族/メデューサとしての衝動やそれをもたらす呪いの擬人化めいたものなので、
 ミセリアのその側面自体を斬ったというよりは、呪いそのものを斬った感じ――ですね。
 石化については、随意です。専用化とかして名前を変えるなら……
 普通に、石化の呪い、とか、メデューサの石化、とか、でしょうか。自由です!
19:01:06
 (あまり中二っぽい名前にすると痛いでしょうしね/……)
アスラ
19:01:10
案まで出していただいてありがとうございます!ではお疲れ様でした!
19:01:17
えへw
19:02:11
では撤退します
SYSTEM
19:02:14
アスラ様が退室しました。
#
19:02:22
 なお、はねむーん――もとい大陸間旅行の費用などは、道中で魔物退治のお礼をもらったりで賄えたことでしょう。
 ではでは、お疲れ様でしたー。
SYSTEM
19:02:27
GMペナルティ様が退室しました。
アスラ
20回
30回
41回
52回
63回
71回
80回
94回
105回
111回
121回
18回平均8.222
他(NPC)
20回
30回
41回
51回
61回
70回
80回
90回
100回
110回
120回
3回平均5.000
2d6分布
1 + 1 = 2
0.00%
1 + 2 = 3
0.00%
1 + 3 = 41回
4.76%
1 + 4 = 51回
4.76%
1 + 5 = 6
0.00%
1 + 6 = 7
0.00%
2 + 1 = 3
0.00%
2 + 2 = 41回
4.76%
2 + 3 = 5
0.00%
2 + 4 = 61回
4.76%
2 + 5 = 7
0.00%
2 + 6 = 8
0.00%
3 + 1 = 4
0.00%
3 + 2 = 51回
4.76%
3 + 3 = 61回
4.76%
3 + 4 = 7
0.00%
3 + 5 = 8
0.00%
3 + 6 = 92回
9.52%
4 + 1 = 51回
4.76%
4 + 2 = 61回
4.76%
4 + 3 = 71回
4.76%
4 + 4 = 8
0.00%
4 + 5 = 9
0.00%
4 + 6 = 101回
4.76%
5 + 1 = 61回
4.76%
5 + 2 = 7
0.00%
5 + 3 = 8
0.00%
5 + 4 = 91回
4.76%
5 + 5 = 101回
4.76%
5 + 6 = 11
0.00%
6 + 1 = 7
0.00%
6 + 2 = 8
0.00%
6 + 3 = 91回
4.76%
6 + 4 = 103回
14.29%
6 + 5 = 111回
4.76%
6 + 6 = 121回
4.76%
合計21回平均7.762
2d6合計分布
20回
0.00%
30回
0.00%
42回
9.52%
53回
14.29%
64回
19.05%
71回
4.76%
80回
0.00%
94回
19.05%
105回
23.81%
111回
4.76%
121回
4.76%
1/2d6分布
14回
19.05%
25回
23.81%
38回
38.10%
410回
47.62%
55回
23.81%
610回
47.62%
発言統計
その他(NPC)107回44.4%17006文字76.3%
アスラ134回55.6%5276文字23.7%
合計241回22282文字

ログ作成者