~ロビンの手記~ 邪教とアイドルとイケメンと元気娘と : 日誌
ロビン  (投稿時キャラデータ) ヴェローチェ 2019-02-22

クエスト名:☆0 『追跡、しかし―――』(▲敵ボス逃亡につき作戦失敗、TRUE END?)
【内容】
先日ブランブルグ近辺の森で拘束されたラーリス神官が拘置所から脱走した。
警備隊が総力を挙げて捜索をしているがどうにも手が足りない。
――というわけで冒険者さんたち、協力頼むッス!

―――明朗快活ながっしりとした男性より

No1507 ☆2『美味しい遺跡探索かと思った? 残念! 遭難物でした!』の物語上の続き物。

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元気一杯!お弁当一杯!のメイと、歌って踊れる旅芸人 (アイドル)のパピー、
そして、ちょっと残念なイケメンのファツィオ は喋るとちょっと残念。

そんな3人と僕が、百の剣亭恒例の朝の依頼ラッシュに負けてふらふらしていると、
血相を変えたブランブルグ行政局のヤームソウ刑事が入ってきて言ったんだ。

「拘置所にいれられていた邪教神官が逃げ出したッス!
このまんまだと最悪ブランブルク中が邪神ラーリスの支配下になっちゃうッス!!!」

依頼もなく手持ちぶさただった僕ら4人(パピーは歌ってたけどね)は、
この緊急の依頼を受け、刑事から指定されたシュヴァルツヴァルト山脈の方角の森に向かったッス。
森に残された複数の足跡から、逃げた邪教神官の行方を辿っていると、
突然、誰かの悲鳴が聞こえてきたんだ。

女好きのファツィオが謎の能力を発揮して、それが年若く美人そうな女性の悲鳴だと断定し、
駆けて行くのについて行くと、そこには怪我をしたブランブルク警備隊のエルフのお姉さんが
倒れていた。慌てて手当てをした僕らにお姉さんはお礼を言うと、襲われた時の様子を語ってくれた。

「私を襲ったのは真っ黒な獣が一頭だけです。
不意(先行)を突かれたので...対応が間に合いませんでした。」

どうやら先制判定に負けたお姉さんが獣に怪我を負わされたところに
僕らが到着したらしい。神官を追うべきか、謎の黒い獣を追うべきか、
どちらを追うのか判断に迷ったけれど、

「ファツィオがどうしても仇を取りたいなら付き合うけど・・・
あの神官を放っておいたら街の美人さん達も危ないかもだよ!」

という僕の言葉でファツィオが心変わりしてくれて、僕らは神官を追ったんだ。
(関係ないけれど、女好きの男の人の操縦方法がわかったかも?)

さらに森の奥へと向かった先、ようやく追いついた僕らに対し、

「いやー警備隊の皆さんは足がお速いのですねぇ!はっはっは
ああ、そうだよ。俺が自由をつかさどるラーリス様の神官だね。
シモン・エルデスという名だよろしく頼むよ」

と余裕綽々な様子で邪教神官――シモンは挨拶してきた。
彼の周りには3頭の黒い獣の姿が主を守るように付き従っている。
その威圧感から邪神をあがめる神官(2、450)、獣はアザ―ビースト(1、469)だと、
僕らは悟り、格好悪いけれど思わぬ強敵に動揺してしまった。

「だがまあ...捕まりたくはないなぁ。見逃してくれないかい?
ここで戦う義理ないしねー」

悪魔の甘言というのは、きっとこんな言葉なんだろう。
正直、ちょっとこのまま退散してもらった方が良いかも、とか計算してしまったけれど、

「逃走劇もここまでだよー☆」

という仲間の言葉に勇気を振るいたたせ、僕らの戦いは始まった―――


―――と思ったら、獣達を囮に神官シモンに逃げられてしまった。
逃がしたのは悔しかったけれど、戦えばきっと犠牲が出ていただろうから、
結果としてはこれで良かったのかも知れない。

でも、いつかはあの男を倒せるくらい強くなろう。
帰り道の途中、僕はひとり拳を握り締めそう誓った。


―――取り合えず、帰ったら皆と反省会だ!!
戦闘中に槍をぶんぶん振り回して戦ってお腹を減らしたメイにご飯をとられないように頑張ろう、
帰り道の途中、僕はひとり拳を握り締めそう誓った。

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