ソードワールド2.5 百の剣亭 舞台設定募集「駅」
第1回 舞台設定募集イベント 舞台設定「駅」

ブランブルグからラルージュ国王都に敷かれた線路及びそれらの駅に関わる設定を募集します。
舞台設定名、場所、管轄、特徴、抱えている問題、関連NPCなど、舞台設定を構成するデータを作成し、上記『舞台設定「駅」投稿フォーム』より応募してください。

寄稿された舞台設定データは、運営独断または人気投票(未定)を行い、投票規定(未定)に従い、サイト公式舞台設定として登録される予定です。
※その際、設定は他設定との整合性を保つため一部変更させていただくことがあります。

第1回 舞台設定募集イベント 舞台設定「駅」 募集期間
2018年12月10日~2019年1月10日

※サイト管理者はこのイベントへの参加権はありません。

Entry No.46 スカイビュー展望駅
場所:ブランブルグ~ラルージュ国王都間で、最も標高の高い地点
管轄:魔動列車運行統括機構(?)

特徴または詳細:
 峠の頂上にある、路線内で最も標高の高い場所に設けられた駅です。
 魔動列車の動力である魔動機関の発熱が、峠を登り切った時点で最高になることから、冷却目的の一時停止駅として設置されました。
 駅の周囲に人族の村や集落は無く、簡素な駅舎以外は樹齢を重ねた木々の生い茂る森となっています。
 森の木々が視界を遮っているため、駅から周囲の風景を見渡すことはできず、空ぐらいしか見えません。
 駅舎から徒歩5分ほどの場所に、建設中の石造りの塔があります。
 この塔は魔動列車とは無関係の存在ですが、冷却のため30分ほど停車する間、手持ち無沙汰の乗客がこの塔を訪れることが多いようです。
 “スカイロック”と名付けられた塔は3階まで完成していて、登るとそれなりの景色を見ることができます。
 数人のドワーフが塔の建設工事を続けていますが、最終的に何階建てになるのか、資金や資材をどこから調達しているのかなどは、公にされていません。

抱えている問題:
 展望駅近くで建設中の塔は、ドワーフたちが勝手に作っているという扱いで、ラルージュ王国もブランブルグも積極的に関わろうとはしていません。
 何の目的で作られているのか不明なため、危険視する者もいますが、今のところ何も実害がないため、対応は行われていません。

NPC:
 “親方”バベイル/ドワーフ/♂/?歳
 「この峠に、美しき塔を建てるのだ・・・」
 ・ぎらぎらとした瞳が印象的な初老のドワーフです。展望駅の駅長であり、同時に“スカイロック”建設の発案・設計・施工責任者です。
 ・元は峠付近の路線建設工事を統括する地位にありましたが、鉄道完成後はこの地に残り、“スカイロック”の建設を始めました。
 ・なぜ塔を建設するのか、最終的にどんな塔になるのかなどは、バベイルだけが知っています。
 ・バベイルには塔の建設費用や資材を提供する後援者がいると考えられていますが、その正体は不明です。
Entry No.45 魔法学院前駅
場所:アークフィリア魔法学院の側、又は歩いて二分以内の場所

管轄:アークフィリア魔法学院とキングスレイ鉄鋼共和国鉄道管理局ブランブルグ出張所による共同管轄

特徴または詳細:学院生の通学に便宜を図って建設された駅。同時に手旗信号士の見習いの教習所もかねている。他の駅と大して変わらないが、敢えて言うなら。若々しいイメージに気を使っているので、新鮮さをイメージした装飾や配色が施されている。魔法学院との共同管轄にしたのは、魔法の面についてはマギテックギルドとは違った視点で研究が進めやすいとするキングスレイ鉄鋼共和国の方針による(もちろんブランブルグのマギテックギルド「ブラックボックス」にも協力を要請し、助力をされている)。

抱えている問題:管轄は共同管轄という事になっているが、学院の方針とキングスレイの方針にすれ違いがあるのか、どちらが主導権を握るかも含めて(現実両者の主導権は拮抗している)、両者の関係は良いとはいえない。そしてそれが学院の生徒と手旗信号士見習いの関係にも波及しているらしく、いがみ合いはしょっちゅう、酷い時は殴り合いのケンカになることも珍しくない(さすがに本格的な戦闘は禁止されているのでそこまで発展したことは無いが)。
Entry No.44 ゴルドナヴァイツェン駅(黄金の麦畑駅)
場所:南区、穀倉地帯、開拓村
管轄:ブランブルグ合同運営本部開拓村管理部
特徴または詳細:南区開拓地の穀倉地帯ど真ん中に位置する駅
 一帯では小麦の栽培が盛んであり、最寄りの開拓村には、これを原料に造るコクの深い味わいが特徴のエールの醸造所があり、特産品としてこの駅でも購入が可能な他、ブランブルグの酒場へも提供されています。
 主に開拓地で収穫された食料を効率的に集め、迅速に運ぶために造られた貨物駅の色合いが強い駅ですが、特産のエールを始め、農業の観光資源化、中継地として宿場の整備などにも力を入れています。
 また、多島海へと延びる私鉄の乗り換え駅でもあります。

抱えている問題:
 黄金街道と多島海沿岸地域に挟まれた立地ゆえ、山から海から蛮族や動物の襲撃や略奪被害、また畑に危険な植物が紛れ込むなど、穀倉地帯故の問題を抱えています。
Entry No.42 デロイト宿場街駅
場所:ブランブルグから荒くれ川を越えて2-3時間ほど歩いた場所
管轄:ブランブルグ自治区
特徴または詳細:
デロイト村は黄金の道の発展に伴い希求されていた宿場需要に応えた開拓村です。
黄金の道にほど近くブランブルグまであと一息の地点に存在しており、黄金の道を行く商人や旅人、冒険者の行きかいの安定に一役買っています。
特徴としては元々あった開拓村に需要に合わせて無節操に建て増しを行ったことで、裏通りは殆ど迷路のような有様になっています。
ブランブルグ貧民窟出張所と揶揄されることもありますが、村人たちの不断の努力により清潔さなどは保たれています。

抱えている問題:
人や物が大量に流れ込む地点と化しており、その影響からか盗賊ギルドや邪教の徒が手を伸ばそうとしています。
この宿場街が文字通りの貧民窟出張所となるかは冒険者たちの活躍次第で大きく変わるでしょう。
Entry No.37 ブラックボックス直営店「ステーションボックス」
場所:ブランブルグ駅構内
管轄:マギテックギルド「ブラックボックス」
特徴または詳細:
長旅のお供に、というキャッチコピーの元に店を構えるブラックボックス直営のお土産屋です。
魔動機技術の提供という功績を認められ(認めさせ?)、ブランブルグ駅のプラットホーム内に設立されました。
暇つぶしに使えるパズルや車内で読むための書籍、座席で腰や尻を傷めないためのクッション等がありますが、
イチオシはブラックボックスの建造物を模して作られた弁当箱に入った、「名物・黒箱弁当」だそうです。

抱えている問題:
大衆向けの商品開発に関するノウハウがなく、売り物の大半に何等かの問題があります。
パズルはまず魔動機の知識(マギテック技能判定、難易度=推奨レベル)を要求され、
本の内容は基本的にブラックボックス内の研究員の著書ゆえにジャンルに偏りがあり、
黒箱弁当は栄養バランスばかりが重視され、危険こそありませんが味は好き嫌いがはっきり分かれます。
唯一成功作と言えるクッションも、魔動機技術を使用している影響で非常に高値です。
商人および専門家に知恵を借りるべきだ、という声もありましたが、押し切られて商品化を強行されたという裏話があるとかないとか。
Entry No.36 ポイント・ザントメーア
場所:“砂の海”ザントメーア東方
管轄:ラルージュ王国(砂漠の民)
特徴または詳細:
 “砂の海”ザントメーア東方に設置された小さな駅です。
 一般的な利用者はほとんどいませんが、ザントメーア周縁部にわずかに生活している砂漠の民との交易などで活用されています。また、砂漠に眠る遺跡に向けて旅立つ冒険者の姿もまれに見られます。

抱えている問題:
 魔境たるザントメーアに接していることもあり、停留している列車が砂漠の蛮族などに襲撃されることがあります。また、砂漠の近接地域では、気候の影響を受けやすいため、定期的に線路等のメンテナンスを行う必要があります。

NPC:
 “砂遊びの”ビシュケン
 ・ドワーフ/男性/83歳
 ・一人称:ワシ/二人称:ぬし
 ・属性:日焼け顔、砂まみれ
  ・「んー、ぬしら砂漠にいくんか。方角把握はしっかりとな」
  ・「砂漠はいいぞう。でかい! 広い! ワシらなどちっぽけに思えるからなあ」
 ・がっしりとした体格のドワーフです。その服からは、いつも砂がぽろぽろと零れ落ちています。
 ・年中駅に滞在し、砂漠の民と連絡を取り合うことで砂漠の様子を把握しています。
 ・砂漠という環境を愛しており、いつか蛮族からザントメーアを取り戻したいと考えています。

Entry No.35 プロペラ駅
場所:
 ブランブルグ近く

管轄:
 ブランブルグ自治区 交通庁のはずだが…?

特徴または詳細:
 怪しげな人物が出入りする怪しげな駅です。駅の正式名称は誰も知らず、頭にプロペラを付けた人間が出入りすることから、プロペラ駅と呼ばれています。
 止まる列車はほぼ貨物列車で、とある乗務員によると、中からはうめき声などが聞こえ、異形の人間が闊歩しているそうです。
 複数の冒険者たちが出入りしているのが発見されています。 

抱えている問題:
 怪しいので近隣の駅からは怖がられています。
 悪の組織に利用されているという噂も絶えません。
 また、実際に管理している団体がどこなのかが判明しておらず、当局による捜査が続けられています。
Entry No.34 たまひめ温泉駅
場所:
 ブランブルグ南西 開拓地付近 森沿い

管轄:
 ブランブルグ自治区 交通庁 および高位の冒険者が関与しているとかしていないとか

特徴または詳細:
 この駅からすぐのところに、‘‘たまひめ温泉‘‘という温泉があります。そこには『カピちん』という愛称で親しまれる茶色い毛皮の動物のような何か(超巨大な鼠にも見えます)の、マスコットがいる、という口コミで大繁盛した温泉街です。実際に存在し、会話もできると言われています。
 経営者は高位の冒険者とも言われており、その動物はその冒険者のペットとされています。おさわりに追加で別途料金を支払う必要があることは、あまりにも有名になっています。
 また、列車に必要な冷却液をこの温泉から出しており、この温泉はどうなっているんだと、疑問の声が絶えません。


抱えている問題:
 そのマスコット的動物は世界の秘湯を旅したいという願望があるらしく、たびたび抜け出してどこかに行ってしまいます。
Entry No.22 デスサイズ駅
場所:
 ブランブルグ南方開拓地、荒くれ川付近

管轄:
 ブランブルグ自治区 交通庁

特徴または詳細:
 流れが大きく変わりやすい荒くれ川に隣接する駅。
 正式名称は場所にちなんで名づけられたラフネスリヴァ―駅。

 しかし、川の蛇行に対応するため急なカーブを前後に要する駅であり、その曲斜率があまりにも危険で、脱線せず安全に抜けられるかはほぼ運転手の技量にかかっている。
 明らかに設計ミスを疑われる路線を含む駅であり、その形と危険性から人々からはデスサイズ・ステーション──、死鎌の駅と呼ばれることとなった。