今日はとても変な人に会いました。 沼地の遺跡探索に向かった時のお話でした。 リンさんと言うルーンフォークのメイドさんと同行して共に前線を張る事になりました。 相手は沼地に巣食うトカゲの蛮族と巨人でした。 リンさんは巨人の拳から僕をかばい傷を負ってしまいました。 頭から血を流していました。 とても痛そうでした。 痛みで僕まで苦しくて胸がはちきれそうになりました。 ―ーですがリンさんの顔は歓喜に満ち溢れていたのです。 僕には理解のできない事でした。 あれだけ痛くされたのに、あれだけ傷ついたのに喜ぶ理由がわかりませんでした。 戦いが終わった後ほっぺを痛いくらい引っ張りましたが ニコニコするリンさんの姿に僕の方が辛くなってしまいました。 リンさんのような人の事を世間一般ではマゾっていうとブレアさんが後で教えてくれました。 世界は広いという事を教えてくれました。