6月21日 永遠とは  : 日誌
コンスタンティン・ファム・レーヴェヒト  (投稿時キャラデータ) サナダ 2019-06-22

僕は一度死んでしまいました。
離宮の遺跡の中で幽霊として幽体離脱して行動する事になったんです。

このまま霊体としてずっと遺跡の中を漂う事になるのではないか
成仏して消えてしまうのではないか。
心配が頭の中をよぎりましたが同行していたレナさんとバーツさんに励まされて
元に戻るために先に進む事にしました。

バーツさんによりますと魔法王が作ったこの離宮は
魔法王が永遠の愛を求めて作り出したそうでした。

そこには先客がいました。
太陽神の神官戦士の幽霊、僕たちよりも数百年も前に幽体離脱して戻れなくなった正義の戦士たち。
それが永遠に捕らわれた状態で僕たちに襲ってきました。

僕は彼らのおかれた状況を憐れみました。
彼等は穢れた幽霊を、永遠に縛られた魔法王を討伐したはずです。
それなのに自分たちも永遠に捕らわれてしまっていたのです。

僕たちは彼らを解放し、輪廻に帰してあげました。
―――戦いの中で太陽神の奇跡を振るう彼らの姿を見て
僕はいっそ成仏して女の子に生まれ変わりたいとも思えるようになってしまっていました。

普通の女の子なら、ラックスと普通に恋愛できるのに………

でも僕はその道は選びませんでした。
死んだらそこで終わりだからです。
―ー答えを見付けたかったからです、泣いても喚いても前に進みたかったんです。

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