今日は七夕クラゲの収穫の為に海に出ました。
ランダートさんやエンちゃん、モントさんと一緒に泳いで集めて回りました。
途中まではクラゲさんと遊びながら順調に集めていました。

帰り際に海の中央に浮かぶ赤い何かを確認しようと誰かが言い出したのが
不運の始まりでした。
僕達は好奇心に任せて自ら危険に突っ込んでしまったのです。
その代償は大きかったです。その赤い何かは魔物だったのです。
自らが殴りかかってくる幻影に躍らされながら毒でじわじわと苦しめられました。
死が、自らに、依頼人に、ランダートさんに迫っていました。

ランダートさんの決死の回復の奇跡を機に僕たちは反撃に出ました。
僕が盾で打ち払い、なんとかその場を切り抜ける事に成功しました。

―ー死ぬという意識が身近に感じられたのは何度目でしょうか。
ラックスともう二度と会えないんじゃないかと感じて、僕は、涙を流してしまいました。