スラムに出回るという危険な薬物の調査。 結論を言ってしまえば魔神の策謀であった。 四肢が再び動くかもしれない、という希望をチラつかせるというやり方はあまりに悪辣であり、怒りすら覚える。 とはいえその薬品を排除したところでそういった希望に縋りたいという人々が居なくなる訳ではない。己の無力さを感じる。 せめて関わってしまった人くらいにはなんとか助力したい物なのだが…… 同行者 アランさん 好青年。立ち回りに卒がなく、いかにも冒険者といった印象。頼もしい。 フェンリアさん 大剣を振り回し、それを当てていく技量を持つ女性。これはこれで頼もしい。 ソラリスさん メリアの女性。優れた能力を持つのだが、どうにもふざけ過ぎるのが難。 アマニさん 3度めの同行。悪質なイタズラにも動じず、堂々と振る舞う精神力を見せた。見習いたい。