初めての…… : 日誌
リゼル=ティーリッヒ  (投稿時キャラデータ) むやり 2021-03-15

今回は冒険者になった時の出来事を書こうと思います。
僕が初めて冒険者ギルドを訪れて感じたのは、何というかとても賑やかところでした。僕のいた里は自然に囲まれた静かな場所だったので、これがカルチャーショックなのだと感じました。
男の人が多くてちょっと怖かったけど、最初の依頼で一緒になったのが全員女の人で安心しました。男の人をケダモノだと認識しているせいか、男の人という存在がどうも苦手です。
今回の依頼は村の近くに住む蛮族の討伐でした。ボルグという蛮族は知識で知っていましたが、実際に見てみると恐ろしい姿をしていて内心は凄く怖かったです。初めての依頼で不安でしたが、皆さんのおかげで大した怪我もなく、無事に依頼を完遂できて本当に良かったです。
戦闘では自分が先走ってしまい、皆さんに迷惑をかけてしまいました。皆さんは笑って許してくれましたが、これがもし他の人、特に男の人だったら酷い目に合わされたかもしれないと思うと、次からは絶対に気を付けようと思う。

ご一緒したのは魔法使いのレミさんと、竜戦士のアストさん、そして召異術師グニーさんの三人です。

レミさんは僕よりも幼くて可愛い人でした。魔法の扱いも上手く、僕がうっかり前に出てしまっても魔法を敵に命中させたりと器用な方です。最初は仲良くしていたのですが、何故か途中から距離を取られてしまったようで、僕は彼女に嫌われてしまったのでしょうか。

アストさんは元気があって面白い人でした。ちょっと元気過ぎてグニーさんが冷ややかな目で見ていましたが、僕は彼女の事を好意的に見ています。しかもドラゴンに乗って戦う姿はまるで、おとぎ話に出てくる騎士のようでした。僕も頑張ったら竜に乗れたりするのでしょうか。もっと頑張らないと。もし僕に友達がいたら、彼女のような人と楽しい時間を過ごせるのだろうか。でも、今は男になる為の修業をしないといけないのでそんな余裕はないのかもしれません。

グニーさんは何というか不思議な人でした。怖そうな人だと思ってましたが、色々と教えてくれたりととても優しい人でした。ただ、彼女は吸血をしないと生きていけない体質らしく、突然指を噛まれたときはビックリしました。痛くはなかったのですが、何だかとっても不思議な気持ちになり、身体がフワフワしたような感じがしました。
その後も、何故か身体を要求され、僕は彼女に食べられてしまうのだと思いました。女だとバレてしまう為、最初は断ろうか迷ったのですが、女性の頼みを聞いてあげるのも男として立派になる為に必要な事なので、覚悟を決めて彼女に食べられる事を選びしました。
あの日の夜の事は今でも覚えています。僕が寝間着姿になると、グニーさんが突然内腿にかぶりついて……、これ以上は恥ずかしくて言えないので省略します。
まあ、要するに血を吸われただけで何もなかったんですけどね。
これがきっかけになるかは分かりませんが、グニーさんとは秘密を共有した特別な関係になった事は真豪事なき事実です。

とりあえず、今回の話はここまでにします。
次は一体どんな冒険が始めるのでしょうか。今でもワクワクが止まりません。
それでは、さようなら。

                           byエリーゼ=ティーリッヒ

関連セッション 炭焼けの蛮族
関連PC アスト
レミ = ヴァイスマン
グニー
- 既読者数:34 いいね!:0
2018.10.15から集計