あの冒険は一生忘れられません...いや、きっと、忘れてはならない...
僕はレジーナ・ロメーレさんという女性を救出するためにアルゴル島という孤島へ向かいました。
僕ら冒険者一行が島にたどり着くと、そこにはレナさんというレジーナさんにそっくりの女性が...
そう、僕らの目の前にいたのはレナさんという名の「死んだはずのレジーナ」さんだったのです...
レナさんは亡くなった娘を穢れのない身体として復活させるために自ら魔神となることを選びました。
そして、その島の村人たちとともに世界から「死」という概念すら無くそうと考えていたのでした。
すべては愛娘のシャインのため...母の想いは一途であり、それゆえ無下にされるべきものではなく...
しかし、そもそも「死」という概念がない世界において「生」は存在しうるのか。
ツァイデス神の力を借りてまで穢れをなくすことは母の「愛」なのか、それとも「エゴ」なのか。
本当に様々なことを考えさせられる冒険でした。シャインちゃんの未来が明るいことを祈ります...
メモ:特に印象に残っている場面とそこで生起した感情
・レジーナさんが何をしようとしているのかが明るみになった場面
→[母が子を想う気持ちと世界の理を改変することの葛藤][幸せとは何か]
・キカさんがレジーナさんに「(穢れがあっても)生きていればいい」と思いをぶつけた場面
→[穢れや障害、辛い過去を抱えながらも人は生きていくという価値観][当事者性]
・「死」がない世界を目指そうとする村長との対話の場面
→[死があるからこそ生がある][何のために生きるのかが大切なのではないか]
結果:「生」と「死」に関する葛藤、「生きる」とは何かという問いが、レオの心に刻まれた。
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