"英雄"ネジャロット・リオーネの優雅なる日常 前編 : 日誌
ネジャロット・リオーネ  (投稿時キャラデータ) ゾーイ 2023-10-24

巷で噂?の☆7級冒険者、ネジャロット・リオーネ。その愛くるしいフォルムと華麗なる剣技は大きいお友達を魅了しているらしい。今日はそのネジャロットの冒険がない一日を見ていこう……。

ネジャロットの朝は早い。百の剣亭にて寝泊まりをしているネジャロットはマリアンデールの計らいでよく育つように西陽が刺しやすい部屋を使っている。
西陽が顔に照らされて起きるネジャロットはたいへん可愛らしく映るだろう。
およそ午前6時、今日もネジャロットは西陽で目覚め、窓に備え付けられているカーテンをピシャリと閉めて、もう一度ベットに入り込む。
そして、30分…1時間……1時間半………2時間…………二度寝はかなり深いようだ。

午前8時、依頼争奪戦のため集まってきた冒険者が下の酒場で騒ぎ始めその騒音でネジャロットは目覚める。
眠い目を擦り、愛用の抱き枕を抱えたまま洗面台へと向かうネジャロット。この様子だけだと本当に小さな少女に見えるかもしれない。しかし、彼女は47歳。アラフォーである。
半分寝かけながらも1時間弱の時間をかけ、出かけ支度をしたネジャロット。依頼争奪戦の寸前に下まで降りていくだろう。

午前9時、依頼争奪戦の時間だ。しかしネジャロットは今回は参加しない。代わりにその辺で飲んでいる顔見知りをターゲットにしたようだ。
元気な声で挨拶をし、しれっと輪に入り、エールを頼む。今回の飲み相手は20代前半の人間、見た目上は年上からもしれないがネジャロットは47歳。一回りどころか二回りくらい年下だ。

約1時間ほど飲み、食べた後、解散の流れになる飲み会。ここでもネジャロットの優雅なる行動は現れる。
なんと、ネジャロット。20も年下の人間に奢って貰うように頼み込んでいる。しかも猫撫で声だ。
ネジャロットにプライドはないのだろうか。冒険ではあんなに…あんなに……あんなに………?かっこいい…かもしれない……のに。
最終的にDOGEZAまで披露して奢ってもらったネジャロット。はっきり言ってケチすぎである。

さて、朝から飲んでいたネジャロットであったが今日はオフなのである。それくらいは甘く見てあげるべきだ。
宿を飛び出したネジャロット。背後からは怒号が聞こえてくるかもしれない。
そして一通り歩いた後、ネジャロットの目に留まったものはアイスクリームの屋台。
ここでもネジャロットの優雅なる行動は発揮される。
なんと、アイスクリームの屋台の目の前で涎を垂らしながらずっと見ているではないか!
屋台の人に迷惑である。仮にこの場に知り合いがいればどうするのであろうか。そしてケチすぎる。

30分ほど、どうにかねだろうとしたが貰えなかったネジャロット。ようやく諦めて移動するようだ。最後の方に癇癪を起こしていたのは見なかったことにしよう。あれは10歳の少女ではなく、47歳のアラフォーなのだ。なんと情けない。

どうでもいいことに時間をかけ、いつの間にかお昼である。
これまで2回もタダでありつけようとしたネジャロットだが、今度は普通に飯屋に入っていった。ついに自分の年齢に気づいたのだろうか。
ネジャロットが飯屋で頼んだのはお子様ランチ。このアラフォー、プライドはないのだろうか。
確かにお子様ランチは他のメニューよりも数Gほど安い。だがしかし、お子様ランチは子供しか頼めないはずだが……。わざとらしく溢しながら食べるネジャロット。こう見ているだけなら本当に子供のようだが、彼女はアラフォー。47歳である。ほんとうに情けない。

さて、お昼までのネジャロットを見ていったが、彼女は子供ではなく、☆7級冒険者であり、47歳のアラフォーである。
彼女のように見た目は子供である種族も少なくない。読者はどうにか気をつけるようにしていきたい。
そして年齢相応の行動をしてもらいたい。少なくともプライドは持ってくれ。

後編に続く…(かもしれない)

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