「こいつらが街で暮らしたいっていうコボルトか」 「ええ、名前は・・・白い方がコルト、黒い方がボルトです」 「名前なんざどうでもいい、呼ぶつもりは無いし、不適合ならば『処分』するだけだからな」 「プルプル」「ごしゅじん・・・」 「二人とも安心してください」「「ごしゅじん・・・」」 「多少の怪我なら私が治せます」「「ごしゅじん!?」」 「骨は埋葬してあげますよ」「「ごしゅじいぃぃん!!」」 「では、確かに預かった。生きていたら1週間後に引き渡す」 「ありがとうございます、フラックスさん」 「ふん」 コボルトを引きずりながら建物へと消えていくフラックスを見送り、ルミドは帰路へと着いた・・・少女が待つ我が家へと。