先生へ 年の瀬、年末、クリスマス。 ブランブルグは、ちょっと慌ただしい。 いくつか依頼を受けたよ。 ひとつは、牧場の依頼。ガンザック牧場。 孤児を集めた、家族。ガンザックは、暖かい「親父さん」だった。 先生と会う前にいた、あそこのこと。ちょっと思い出す。うん。 ひとつは、線路上の魔域の除去。 線路の上の魔域は、2回目かな。またマハティガがいた。 線路、駅。これらは、人の思念を集めやすいのかもしれないね。 結節点。刻み。つながりと、停滞。そして、切り替え。行き止まり。 人生のメタファーにもなりうる線路は、それだけで郷愁を呼ぶのかな。 風来神の恵みあれ。今年のうちに、もう1回くらい手紙を書くよ。