著:冒険者シーリス
同行者
ゼロ
シュール
ヴィクトーリヤ
・開拓村近辺の「産声の森」奥地にて、幻獣【ガイアフェンリル】とその率いる群れに育てられていたリカントの少女を保護。
・この少女をやや銀の混ざった綺麗な桃色の体毛から"ダリア"と命名する。
・依頼の主目的であった救助対象である狩人の男性も同じく保護。帰還を見届け、依頼達成を確認。
・保護した後、幻獣【ガイアフェンリル】とその率いる群れは「産声の森」を退去。行き先は不明。
・ダイアウルフの"ティエラ"だけが"ダリア"の元に残った。
・推定年齢14歳。
・「産声の森」は10年以上前に赤子の声が森に響いたことに起因し、彼女の年齢と一致することからこれは幼き日の"ダリア"の声によるものと推測される。
・幼き"ダリア"が幻獣【ガイアフェンリル】に保護されるまでの経緯は不明。
・保護してから1カ月の間、私が兄と共に常識と言葉を教育。
・当初は妖精語でコミュニケーションをとっていたものの、交易共通語を覚え、それを話しているうちに妖精語を話せなくなってしまった。
・野生生活期間が長かったせいか勉学は苦手な様子。
読み書きができるようになり次第、本人の希望する冒険者登録を以て保護期間終了とする。
以上。
追記
"ダリア"の連れているダイアウルフの"ティエラ"は彼女とリカント以外に懐かないので注意。
私と兄は1ケ月共にいてずっと噛まれていた。 |