店を出てから一人で呟く、あの悪夢は何だったのだろうか 本当に夢だったのだろうか、もしかしたら本当にあったことなのではないか? 夢にしては鮮明過ぎる光景と、己の根底にくすぶる嫌悪と憎悪 私は本当に変われたのだろうか、ただの女の子から、何も知らない無知な少女から。 吹き付ける風が妙に冷たい、、、 「考えても、仕方ない、今は前に進むしかないんだから」 定まらない決意を胸に明日また頑張るために、今は只家路を急ぐ。