『ひとりはナシや』

今はもう命すら腐り落ちて消え果てた村で大好きだった村の衆に化生扱いされて生贄にされて
どうせ人は裏切るもんや。心底信用しないで壁作って　逆に利用したろと誓ったのはなんだったのか


『仕事の関係で割り切れたらええ』

割り切ってないのはどっちや。ソラリスはんとオーグンはんの胸借りて泣いて怒って安心して
割り切れんどころか完全に依存やこれ。姫騎士はんにも結局心預けとった
最終的に相手の一挙一動に期待して怖がって身勝手に心が傷ついてくアレや。すくわれん

...振り返ってみてもこれ破綻しとるな。ううん、振り返ったことでうちが破綻しとったことに気付いたことが幸いか。幸いじゃないな。何やどうしたらええんやろ
あのドワーフ見捨てよ言うたのは、これも自分の身可愛さが殆どだったとは思う。あんな一晩もしない間柄のよくわからんのにそこまで身をうつの信じられんって言ったのは嘘やないで？
これも嫉妬はいっとったんかな。感情ごちゃまぜでよくわからんなってきた。少なくとも良い感情だけは一欠けらも入ってなかったのは事実や
あの皆の根拠ない明るい自信ってどこからくるん。姫騎士はんのような理想の背中もない。ヨハンはんのよな思考よりも行動で示せるような器用さも機転もない。ソラリスはんの様などの環境でも楽し気に出来る精神的タフガイさと雰囲気包容力もない。
オーグンはんの...いやその時はあれは偽善の塊のかっこしいや思てたから別の日記で記すわ。

うちほんま弱い女やな。弱いどころか弱いの逆手にとって皆をかき回してる卑怯な女かもしれんのか
一瞬でも冒険者続けていいのか迷ったで。うちには冒険者以外生きる手段ないんやそんなことはすぐに否定されたけれども