行動方針 |
---|
前衛 攻撃 |
行為判定 | 基準値 |
---|---|
先制判定 | 4 |
魔物知識判定 | 10 |
冒険者判定 | 基準値 |
---|---|
水泳判定 [※2] | 11 |
登攀判定 [※1] | 11 |
跳躍判定 [※1] | 11 |
腕力判定 | 11 |
真偽判定 | 11 |
※1 金属鎧は -4 のペナルティ ※2 金属鎧不可 |
行為判定(スカウト) | 基準値 |
---|---|
先制判定 | 4 |
隠蔽判定 | 4 |
解除判定 | 4 |
スリ判定 | 4 |
変装判定 | 4 |
罠設置判定 | 4 |
受け身判定 [※1] | 4 |
隠密判定 [※1] | 4 |
軽業判定 [※1] | 4 |
登攀判定 [※1] | 4 |
尾行判定 [※1] | 4 |
足跡追跡判定 | 4 |
異常感知判定 | 4 |
聞き耳判定 | 4 |
危険感知判定 | 4 |
探索判定 | 4 |
地図作製判定 | 4 |
天候予測判定 | 4 |
宝物鑑定判定 [※4] | 4 |
罠回避判定 | 4 |
※1 金属鎧は -4 のペナルティ ※4 価格のみ |
行為判定(ライダー) | 基準値 |
---|---|
魔物知識判定 | 10 |
受け身判定 [※1] | 10 |
騎乗判定 | 10 |
地図作製判定 | 10 |
応急手当判定 | 10 |
弱点隠蔽判定 | 10 |
※1 金属鎧は -4 のペナルティ |
冒険者ランク |
---|
なし(馬の骨) |
キャラクター画像 |
---|
改変ドット(自作) 大画像は騎乗イメージ |
種族 | 性別 | 年齢 | 生まれ |
---|---|---|---|
リカント | 女性 | 15 | 戦士 (2.5Ⅰ) |
冒険者レベル | 経験点 [ Next 4121 ] | 名誉点 | 穢れ度 |
---|---|---|---|
8 | 1380 / 28880 | 427 / 517 | 0 |
技 | A | 成長 | 器用度 | 増強 | + |
---|---|---|---|---|---|
10 | 3 | 5 | 18 | 1 | 3 |
B | 成長 | 敏捷度 | 増強 | + | |
8 | 4 | 22 | 0 | 3 | |
体 | C | 成長 | 筋力 | 増強 | + |
9 | 5 | 5 | 19 | 2 | 3 |
D | 成長 | 生命力 | 増強 | + | |
12 | 3 | 24 | 0 | 4 | |
心 | E | 成長 | 知力 | 増強 | + |
6 | 11 | 3 | 20 | 0 | 3 |
F | 成長 | 精神力 | 増強 | + | |
3 | 3 | 12 | 0 | 2 |
冒険者技能 | レベル |
---|---|
ファイター | 8 |
ライダー | 7 |
スカウト | 1 |
エンハンサー | 1 |
一般技能 | レベル |
---|---|
歌手/シンガー | 4 |
踊り子/ダンサー | 4 |
生命抵抗力 | HP |
---|---|
12 | 48+15=63 |
精神抵抗力 | MP |
10 | 12 |
移動力 |
---|
22 |
全力移動 |
66 |
種族特徴 |
---|
[暗視(獣変貌)][獣変貌] |
所持金 | 預金/借金 |
---|---|
4980 G | 0 G |
戦闘特技 | |
---|---|
1 | 《武器習熟A/スピア》 |
3 | 《全力攻撃Ⅰ》 |
5 | 《武器習熟S/スピア》 |
7 | 《防具習熟A/金属鎧》 |
自動取得 | |
---|---|
《タフネス》 |
エンハンサー技能 | 【キャッツアイ】 |
---|
ライダー技能 | 【チャージ】 | 【騎獣強化】 | 【HP強化】 | 【高所攻撃】 | 【人馬一体】 | 【特殊能力解放】 | 【トランプル】 |
---|
言語 | 会話 | 読文 |
---|---|---|
リカント語 | ○ | ○ |
交易共通語 | ○ | ○ |
技能 ・ 習熟 | 必筋 上限 |
基本 命中力 |
C値 | 追加D | |
---|---|---|---|---|---|
ファイター技能 | 21 | 11 | ― | ― | 11 |
《武器習熟A/スピア》 | ― | ― | ― | ― | +1 |
《武器習熟S/スピア》 | ― | ― | ― | ― | +2 |
武器 | 用法 | 必要 筋力 |
命中 修正 |
威力 | C値 | 追加D | 専 武 |
専 発 |
専 楽 |
備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
パラソルスピア+1 | 2H | 20 | 11 | 40 | ⑩ | +1=15 | 遂に気兼ねなく装備が可能に 開くと命中-1、回避+1(変更は装備変更に準ずる) |
技能 ・ 習熟 | 必筋 上限 |
回避力 | 防護点 |
---|---|---|---|
ファイター技能 | 21 | 11 | ― |
《防具習熟A/金属鎧》 | ― | ― | +1 |
防具 | 必要 筋力 |
回避力 | 防護点 | 専 用 |
備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|
鎧 | ブリガンディ | 18 | -1 | 7 | ||
盾 | 0 | 0 | 0 | |||
他 | ブラックベルト | ― | 0 | 1 | ||
総計:すべて | 10 | 9 |
部位 | 名称 | 専用 | 効果 |
---|---|---|---|
顔 | 逃さずの眼鏡 | 「形状:貫通、突破」の効果使用時、目標とは別に1体(1部位)を指定できる | |
耳 | リングピアス | プレゼントしてもらったもので友人とのお揃い。二つの物を分けてあり、ずっと大切にしている | |
背中 | サバイバルコート | ||
右手 | 巧みの腕輪 | 器用度+1 壊すと+13 | |
左手 | スマルティエの怪力の腕輪 | 筋力+2 | |
腰 | ブラックベルト | 防護+1 | |
足 | 黄金の歯車 | 騎獣の移動距離+5m | |
他 | 巧みの腕輪 | 器用度+1 壊すと+13 |
騎獣・ファミリア・ゴーレムなど | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
8 アレス(レジェンドホース)
知能: 動物並み 知覚: 五感
言語: なし 知名度/弱点値: 弱点: 物理ダメージ+2 先制値: 移動速度: 25+5(四足)/― 生命抵抗力: 12 精神抵抗力: 12
特殊能力・その他
常時契約によりHP+10点(効果は修正済み)▶▶△錬技【前提:特殊能力解放】 【ビートルスキン】【マッスルベアー】 ○不屈【前提:特殊能力完全開放】 『装備』 武器:フリッカースター(効果は修正済み) 防具:ウィンドコート(効果は修正済み) 『騎芸』 ◯騎獣強化 騎獣の命中・回避に+1のボーナス修正を得ます(効果は修正済み) ◯HP強化 騎獣の最大HPを+5します(効果は修正済み) ◯高所攻撃 騎乗中の騎手の物理与ダメージ+1 ◯人馬一体 騎乗中に騎手が両手を使用可能になる |
所持品 |
---|
冒険者セット 保存食(三週間分) 着替えセット スカウト用ツール 水着 宗匠の腕輪 疾風の腕輪 アールシェピース ホース騎獣契約証 ホース騎獣専有証(アレス) フリッカースター(装備済み) ウィンドコート(装備済み) アウェイクポーション ヒーリングポーション 騎獣縮小の札Ⅱ×3 月光の魔府(+2) 月光の魔府(+1) 陽光の魔府(+2) 絆の陽光の魔府(+2) 絆の月光の魔府(+2) 【サイト規定アイテムD】 〈ジークの飛行船に乗せてもらえる券〉 |
戦闘用アイテム | |
---|---|
1 | アウェイクポーション |
2 | ヒーリングポーション |
3 | |
4 | |
5 | |
6 | 絆の陽光の魔府(+2) |
7 | 絆の月光の魔府(+2) |
8 | 陽光の魔府(+2) |
9 | 月光の魔府(+2) |
10 | 月光の魔府(+1) |
11 | 騎獣縮小の札Ⅱ |
12 | 騎獣縮小の札Ⅱ |
13 | 騎獣縮小の札Ⅱ |
14 | |
15 | |
冒険者ランク | 点数 |
---|---|
なし(馬の骨) | 0 |
名誉アイテム | 点数 |
---|---|
ホース昇格 | 30 |
フリッカースター | 20 |
ウォーホース昇格 | 40 |
消費名誉点総計 | 90 |
容姿・経歴・その他メモ |
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・経歴 「告白されたことがある」「同じ夢を何度も見ている」「競い合う友人がいた」 ・理由 「最高の冒険者になるため」 狼のリカントである女性。槍を振るうタイプのファイターであり、馬に乗って活路を切り開く前衛。 獣変貌すると瞳の色が銀から金に変わる。また、変貌中はリカント語で歌うクセがある。 振るう槍は実家仕込みであり、舞踊に通ずる独特な体捌きをする。 過去に、競い合っていた友人に告白されたが、思わず断ってしまった経歴がある。 その友人はフラれたショックからか、村を離れて武者修行を始めてしまうが、ルシールは同時期に同じ夢を繰り返し見るようになる。 それは、成長した友人と自分が共に並び立つ光景であった。 「よくわからないけど、この夢には絶対に意味がある。私が夢と同じように立派になれば、きっとまた会えるはず」 伝えたい言葉もあるし、と小さく零しながら、彼女は今日も槍を取る。 性格は素直かつお人好し。誰に対しても基本的に丁寧な姿勢で接し、独り言や真に心を許した相手には崩した口調で話す。 胸はそれなりある方だが当人は自覚していない。 冒険録 初めての冒険を終え、彼女は己の不甲斐なさを思い知らされた。幸いにして同伴した仲間たちのおかげで事なきを得たが、彼女はほんの少しだけ自信を失いつつある。 そんな彼女であるが、魔域の魔神に放った一撃は一刀にしてその身体を断つほどの威力を見せた。本人はまぐれだと思っているが、あれは彼女に秘められた 力の一端であるのかもしれない―― また、共に戦った馬を『アレス』と名付け、ライダーギルドから優先的にレンタルできるように交渉しているのだとか。 二回目の冒険にて、彼女は初めて怒りに我を忘れた。友と決めた愛馬が気を失ったとき、彼女の中にある怒りが噴き出し、彼女の身体を支配した。 これまた幸いにして、馬は一命を取り留めた。しかしこの一件を経て、彼女の『夢のような冒険者になる』という目的が、少しずつ現実味を帯びてきた。 友を守れる強さを。そのために強くなることを決意し、彼女は一層鍛錬に励むであった。 余談だが、アレスは無事購入することができたらしい。毎日鍛錬の折を見て甲斐甲斐しく世話をしているのだとか。 三回目の冒険では、正体が知れぬ相手との戦闘になった。こちらはわずか3名。アレス、オークを含めれば何とか5名と言えなくもないが、圧倒的に戦力では劣っていた。 それでも、彼女たちは勝利した。持てる力のほぼ全てを出し切り、誰一人欠けることなく勝利を手にしたのだ。 彼女は共に戦った仲間から少しずつ学んでいく。彼らと共に歩むことで、彼女は確かに強くなっていく。 ……それでも、男女が一緒になってお風呂に入るのは、彼女にとってどんな敵よりもハードルが高いのであった。 四回目の冒険は、彼女にとって小旅行に近い形となった。豪華な宿に泊まり、豪勢な食事をとり、風呂を覗かれる(未遂)。今まで死線を潜り抜けてきた彼女には、この旅は平和なものであった。 しかし、心穏やかになるとともに、彼女は思索にふける余裕が生まれた。その対象は、共に旅をしてきた仲間たちのことであった。 どうして彼らは冒険者になったのだろう。そんな疑問は、浮かんでは消えていく。答えなんて、聞かない限り分からないのだから。 ……ちなみに購入した水着はちゃんと保管しているそうだ。 五回目の冒険にして、彼女は因縁のドレイクと戦うことになった。 しかし、実のところ彼女は一撃たりともドレイクに攻撃を当ててはいない。かろうじてアレスの蹄が胴を捉えたが、それでも掠った程度であった。 勝利はした。しかし、真の意味では未だに決着はついていないのだ。 それでも、今日のところは素直に勝利の美酒に酔ってもいいだろう。実際に飲みはしないが。 六回目の冒険に出かけた彼女は、自身の確かな成長を感じていた。 時折外しはするものの、命中する攻撃はすべて的確に突くことができる。友にかかる牙も、心乱すことなく冷静に対処することができた。 強くなっている。少しずつでも確実に。それは友であるアレスと共に。そして同行する仲間たちと共に――。 ……まぁ、全て最後の飛行船から見た景色が上回ってしまったようであるが。 七回目の冒険は、室内だというのに雨が降る魔剣の迷宮であった。 過去の残映を目の当たりにしながら、魔剣が伝えんとしてくる意志を感じた彼女は、迷宮の最奥で出会ったそれを手放すことなどできなかった。 自分がどれほどの使い手であるかも理解している。今のままでは満足に振れぬことも重々承知している。懐が寂しいことも分かっている。 それでも、彼女は掴んだその手を離しはしなかった。 八回目の冒険にて、彼女は遂にドレイクに一矢報いることに成功する。 致命傷にはなりえず、指輪を破壊してまで当てた一撃ではあったものの、ドレイクの中でも剣豪と知られるドレイクソードマンに対して、彼女は振るう槍を当てたのだ。 その後に手痛い反撃を貰ったとはいえ、これにて彼女が密かに胸の内に秘めていたわだかまりは、一応の決着を見ることになる。 これで終わりではない。この経験を持ってして、彼女はどんどん成長していくのであった。 九回目の冒険……否、それを冒険と呼ぶにはあまりにも悲劇に過ぎた。 侮辱と神罰、祈りと犠牲、理不尽と諦め、同じ言葉を使っても通じない相手との邂逅。 この経験で、彼女は何を得たというのだろう。悲しみ? 怒り? 諦め? 呆れ? 憐憫? 恨み? それとも―― 言葉は万能ではない。強固に固まった"遺志"を砕くには、それはあまりにも脆く、頼りないのだ。 あくる十回目の冒険をする頃には、彼女はひとまず平静を取り戻していた。 自分にどれほどのことができるかは分からないけれど、それでも前に進んでいきたい。 友を守り、目指す理想の姿に胸を張っていられるように。 そのためにもまず、目の前の蛮族を倒すところから始めよう。 十一回目ともなる冒険は、救助の依頼であった。急な話であり、集まった人数は僅か二名。 それでも、彼女たちは雨の森へと馬車を走らせた。助けを待つ人たちの元へ、一刻も早く向かうために。 助け出せた命は二つ。残る一つは森を彷徨い、二つは輪廻へと還ってしまったが、それでも確かな手ごたえを残すことができた。 まだ自分たちにも救える命がある。そう感じることができたのだから。 十二回目の冒険で、彼女はまたしても己が内に潜む暗闇に飲み込まれた。 怒り、憎しみ、恐れ――黒く濁った感情が死人の魔法によって増大し、彼女は我を忘れて槍を振るう。暗く濁った槍は敵の堅牢な盾を貫き、結果的にはこれが勝利につながった。 しかし、と彼女は思う。これもまだまだ自分が未熟な故の出来事だと。 帰らぬ人となった犠牲者たちの二の舞にならぬようにと、強くなる決心を新たにするのであった―― 十三回目の冒険にて、彼女は最初の冒険と同様魔域の探索を行った。 内装は似ても似つかず、敵も魔神ではなく蟲であったけれど、それでも魔域であることには変わりはない。 あの日に出会った愛馬は逞しく育ち、己もまた間違いなく成長を遂げている。それは振るう槍と友の動きで十分に理解できた。 これもまた、一つの決着と言えよう。そして今日からまた、鍛錬の日々が始まるのだ。 十四回目の冒険でも、彼女は魔域に挑むことになった。 モノクロの世界で与えられた役割を果たすブリキたちを尻目に、全てを破砕する圧砕機に追われながら核を目指す。 そこで彼女は、戦いで傷ついた友を懐に収め、大地を踏みしめて戦った。 仲間たちのおかげで、無事に魔域を破壊することができたが、彼女はアレスと一層鍛錬を強化していくのであった。 十五回目の冒険は……これを真面目に記述していいものか戸惑うところではあるが、彼女の歴史として綴らないわけにはいかない。 突如浮上した孤島。祭壇に生贄やらよく分からないものやら女性用下着やらを突っ込み、果たして現れた異形の神と対峙する。 触手に絡め取られたり嬲られたりと散々であったが、無事何とか脱出することは叶ったようだ。 曰く「しばらくタコは見たくない」そうだ。 十六回目の冒険――ブランブルグでは、本当に様々な出来事が起こる。それこそ、常人では理解が追い付かないようなことが、それはもう割と多岐にわたって。 今回の一件も、それに該当するだろう。現れた巨大な招き猫。魔剣の迷宮の一種だろうと予想されるそこで行われたのは、試練という名のお料理会。 ご飯を炊き上げ、カツオブシを削り、ただ乗っけたモノを果たして料理と称していいのか分からないが、それでこの件は終わりを告げた。 ――三日間の猫生活というオマケを残して。 十七回目の冒険は、十二回目でも世話になったピジョンフットからの遺跡探索の依頼であった。 薬草の研究施設であった遺跡に蔓延る紛い物の黄金。それらの元凶と相対した時、彼女は己の実力を改めて自覚することになる。 巨蝶の羽を消し飛ばす一射――どれほどまでに研鑽を重ねてもたどり着けぬであろう境地の一端を垣間見た彼女は、己が腕を見つめなおすことになる まだ足りない。夢は勿論、今のままでは現実にさえ届きはしない。 十八回目の冒険は、人命救助の依頼であった。過去に行ったときとは違い、今回は5人での捜索となった。 冷気吹き荒ぶにて待ち受けるは、妖艶な笑みを浮かべる雪女であった。仲間たちや彼女自身も舞に見惚れながらも、死闘は続いていく。 穿つ槍撃、嘶く馬脚――これまでにないほどの一体感に、彼女は確かな高揚を感じていた。 どうして忘れていたのだろう。自分は一人ではない。共に歩む者がいるのだ。 十九回目の冒険は、とある泉の探索依頼であった。万病をも癒す泉――そんなおとぎ話のようなモノの捜索だったが、過去に黄金の泉を探したことがある彼女にとっては、あまり新鮮味のない依頼だったかもしれない。 しかし、そこで遭遇した障害の影に、彼女は戦慄した。3か月も前、彼女は同じ症状を発症した人を目撃している。 あの頃は実力もなく、人もいなかった。だが、今回は違う。 彼女は過去を払拭するかのように、ようやく振れるようになった魔剣を手に取った。 |
履歴(自由記入) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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(以下日誌要素) 5/10 私には、繰り返し見る夢がある。 それは幼い頃に切磋琢磨し、ある日を境にいなくなった友が成長した姿。 そしてそれに並び立つ、現状からでは想像できないほど立派になった私の姿だ。 夢は所詮夢であり、もしかしたら私の単なる願望なのかもしれない。 それでも、私はあの夢を信じたい。 強くなれば……夢と同じくらいに立派になれば、いつか友とも再会できるのではないか、と。 だからまず―― この異常なまでの頭痛をどうにかしなければ…… 5/11 目の前でアレスが倒れた時、私は目の前が真っ白になった。 無我夢中で槍を振るい、気づけば奴は倒れていた。 勝った――とは、とてもではないが言えなかった。 私は、初めて怒りに囚われたのだと思う。けれど、あの怒りは本来私自身に向けらえているべきものだ。 私が弱かったから……私の腕が劣っているから、アレスを危険にさらしてしまった…… 今まで夢に追いつくために頑張ってきた。けど、それじゃあ足らなかったんだ。 私は強くなる。夢に追いつくために……そして、友と決めた者を守るために―― 5/16 初めて、相手の正体がわからないまま戦闘を行った。 やることは変わらない。槍で突き、アレスに攻撃を指示する。今までと同じことをしているはずなのに、 相手のことがわからないだけで、底の知れない沼地へ足を踏み出すような感覚に襲われた。 不安と恐怖で身体を縛り付けられる。思うように槍を振るえず、アレスへの指示もはっきりとしない。 焦りで手が汗ばみ、危うく得物を取り落しそうになる。 その時、共に戦った人たちの声が聞こえた。 何度も攻撃を受け、立っているのがやっとのはずの男性からは、豪快な笑い声が。 ただ一人、私たちの戦いを見ていた少女からは、変わらぬ声が。 最後に立っていたのは、私たちだった。誰一人として欠けることなく、私たちは勝利していた。 私は見習わなくてはならない。どんな状況でも狼狽えないような胆力を。冷静に戦況を観察する洞察力を。 たった一度、共に戦っただけであっても、私は彼らから多くのことを学ぶことができた。 ……それでも、一緒にお風呂に入るのだけは、私には恥ずかしいよ。 5/18 今日は少し、旅行のような冒険だった。 豪華な宿に、美味しいご飯。そして広い浴場まで。その時には、色々あったけれど…… とにかく、少しだけ気分がすっきりとした旅になった。人前で水着になるのは恥ずかしかったけれど、海で泳ぐ経験もできた。 ただ、一緒にいたカエデ殿の様子が少しだけおかしかったのが気になった。 冒険者になった理由は、人それぞれだと思う。私のような動機で冒険者になった人もいるだろうし、なんとなくで冒険者になった人もいると思う。彼女は、どうだったのだろう。 彼女だけではない。プリム殿は、キーニ殿は、テア殿は、一体どうして冒険者になったのだろう。 ……考えても仕方のないこと、だと割り切るのは、ちょっとだけ心苦しいような気がした。 5/21 今日、手負いのドレイクを討伐する依頼を受けた。 ドレイクにアレスを気絶まで追い込まれたことは記憶に新しい。それでも、成長した私とアレスならできる。そう信じて戦った。 結果として、勝つことはできた。しかし、この戦いにおいて私の槍は一度もドレイクに届くことはなかった。 アレスは着実に成長を続けているにも関わらず、友である私がこの体たらく……恥ずかしい思いすら抱く。 もっともっと強くならないといけない。きっとその先に、別れた友がいると信じて。 5/28 大空を舞う鳥を見て、何を思うだろう。 あんな風に飛べたらと思うだろうか。それとも、自由に飛ぶ鳥を羨むだろうか。 私は、どちらでもなかった。鳥は鳥で、私は私。所詮は住む世界が違うのだと、そんな風に思っていた。 そんな大空に、私はいた。 冒険の先で出会った少年、ジーク殿と共に魔動機文明時代の遺跡に入り、そこで小さな飛行船を発見した。興奮を隠し切れない彼に勧められるまま、私たちを乗せた船はゆっくりと地上を離れた。 そこで見た景色を、私は忘れないだろう。全身で感じる風、眼下に広がるセカイ、そして天上に映る青い空。それまでの苦労がすべて吹き飛んでしまう光景であった。 いつか友に再会できたときに、ちょっとだけ自慢げに話してやろう。 私たちは、空を駆けたのだ――と。 6/5 初めて挑んだ魔剣の迷宮。そこで私は、魔剣の慟哭を聞いた。 使って欲しかった……何もできなかった……誰かに必要とされたかった…… そんな声が形となって、私たちの前に試練として立ちはだかる。 姿を見せた魔剣を手にした時、私が振るわなければならないと、そう思った。 振るってくれ、さしてくれ、使ってくれ――そんな声なき声を、私は無視できなかった。 いいでしょう。あなたの意志、確かに受け取りました。 必ずや、あなたを振るってみせます。 ……まずは、トレーニングの増やすところから。 6/10 調査に向かった魔法文明時代の遺跡で邂逅した蛮族は、因縁ともいうべきドレイク種であった。 ぞわりと、全身の毛が逆立つのを感じる。不安、恐れ、高揚、憤怒……様々な感情が入り交じり、槍持つ手が汗ばむ。 果たして、私の一撃は彼の鎧に突き刺さった。致命傷を与えるには至らなかったが、確かに私の刃が奴に届いた瞬間であった。 あの日、アレスが目の前で倒れた時より抱き続けた想いに、私は一応の決着を付けたのだ。 帰り道、私は少しだけ晴れやかな気分でアレスを走らせた―― 6/19 (内容は全て黒く塗りつぶされている――) 6/23 無力感に苛まれた己を叱咤し、半ば無理矢理のように冒険に出た。 頼まれたのは行方不明者の捜索。そして出会う怪しげな商人。探し人らしき人は盗賊団に攫われてしまったという。 何かを隠しているようであったけれど、結局それがなんだったのかは、私にはわからなかった。 ともあれ、盗賊団のアジトに乗り込んだ私たちは、そこで出会ったカエルの蛮族と戦い、見事勝利することに成功し、捕まっていた探し人も救出することができた。 私にもまだできることがある。 まだ夢の中の自分に近づくことができる。 大丈夫、まだ戦える。 6/24 雨の降りしきるレーゲンヴァルトにて、たった二人で始まった救助活動。 相手は、以前も冒険を共にしたイニシア殿――イニシアさんだった。 どこかミステリアスな雰囲気を持ちながら、それでいて年端も行かない少女のようなあどけなさを残す彼女と共に、私は救うべき命を探した。 彼女との旅は、必然的に以前の冒険を想起させる。無力感に苛まれ、悲しみの淵に沈んだあの日のことを。 もう同じようなことにはさせない。そう心に誓いながら、私は懸命に助けを待つ人たちを探した。 結果を言えば、二つは負傷を負い衰弱しながらも助け出し、一つは未だに森を彷徨っている。そして最後の二つは、その末路を見た。 半分以上の命を落としてしまったけれど、それでも私たちがあの森に行った意味は確かにあった。 呼び方を改めた彼女もきっと、そう思ってくれているはずだ―― 7/7 今日もまた、反省の多い戦いだった。如何に相手の魔法のせいとはいえ、我を忘れてただ我武者羅に相手を倒しに行くなど……我が家に対する侮辱に他ならない。 けれど、うっすらと覚えている。恐怖と怒りに我を忘れ、ただただ槍を振るっていたあの瞬間のことを。 いつも以上に冴えわたっていたとさえ錯覚する、あの盾を貫いた感触を。 あれが、私のうちに眠る力の正体だとでもいうのだろうか……? 冒険を共にした仲間が称えてくれた、あの力も全部、私の中にある黒い感情が元になっているのだろうか……? 否、と断ずることはできない。あの時槍を振るっていたのは、他ならぬ私なのだから。 それでも――例えそうであったとしても、私の力であることに変わりはない。 いつか、黒い感情に揺さぶられることなく、あの力を己がモノとできたのならば――きっとそれは、私の目指している理想に近いモノであるはずだ。 7/14 魔域の探索――それは否応なしに、最初の冒険を想起させる。 まだ自分が今よりも不甲斐なく、アレスもまだアレスと名付けていなかった頃のこと。 冒険者となって初めて受けた依頼で、私は舞い上がった気持ちで臨んでいた。自分の夢に近づけるかもしれないという期待だけで槍を取っていた。 結果は……己の実力をはっきりと自覚することになった。 そして今回、私は成長して戻ってきた。強くなったアレスと共に。 共に駆け、共に戦い、共に勝利する。私たちは確かに強くなっていた。 慢心してはならない。勝利したその時にこそ、気を引き締めるもの。 それでも、今日この日だけは、ちょっとぐらい自分を褒めてもいい日だと思う。 共に戦ってくれた仲間たちと、そして私を背に戦ったアレスに、乾杯―― 7/17 此度の戦い、私は久方ぶりに一人で槍を握りしめた―― 相手の度重なる攻撃でアレスが傷つき、それでもなお私を背にして勇敢に戦ってくれた相棒。 だが、神官不在の戦場において、あれ以上の戦闘の続行は不能であると判断した。 「もういい、アレス。後は私が頑張るから」 アレスを彫像にして、改めて一人で戦ったとき。私は不安な気持ちに襲われていた。 思えば、私が冒険者となってアレスと共に戦わなかったのは、最初の冒険とその次の戦いの時だけだった。 以来、彼はずっと私を背に乗せて戦ってくれた。時に傷つき、時に相手を圧倒し、時に凶刃を避ける。 私には勿体ないくらいの、できた相棒だ。 その後の治療で、アレスはたちまち元気になった。今後もきっとこれまで以上に厳しい戦いが続くのだろう。 その時、彼に守られるのではなく、また彼を守るのではなく、共に助け合って戦えるようになれることを願う。 7/28 今日は散々な目に遭った…… 神紀文明の遺跡の調査だと勇んで来てみれば、アジや保存食を備えたり、レイラ殿は下着を入れ始めたり、リン殿がよく分からないことを叫んだり…… そこまでは、いい。よくないかもしれないけれどいいで流す。 その後の異形の神……巨大タコとの死闘は、苛烈を極めた。 衣類の隙間に入ってこようとする触手を千切っては斬り伏せ這われたら捻じ伏せ……半分が過ぎたところでタコは海中へと姿を消した。 オマケに最後は乗って来た船まで沈没……今日はきっと厄日というやつだ。アレスの世話をしたら、大人しく寝ることにする。 8/3 (なぜか肉球のスタンプが押されている――) 9/7 ピジョンフット殿から受けた遺跡探索の依頼。必然思い出すのは前回の遺跡であったが、今回は黄金の湧く泉の正体を暴くというものだった。 無論、黄金には興味はない。けれど、己の研鑽になるのならと、私は仲間たちと共に遺跡へ向かった。 そこで対峙したのは、巨大な蝶と二匹の蛇。黄金病という奇病を持つ、厄介な相手であった。 苦戦は必至と思われたが、シチュー殿の放った一射で蝶の羽が一撃で吹き飛んだ。あまりの光景に何が起こったか一瞬理解できなかった。 その後もユリア殿の大槌、アル殿の魔法、ヴィーレア殿の挑発と、誰しもが敵に対して有効な攻撃を加えていく。 その横で、私は何もできなかった。苦し紛れの攻撃が何とか命中したものの、それであっても大したダメージにはならなかった。 今までは、私もなんとか戦えていた。けれど、そろそろ誤魔化せなくなってきたのかもしれない。 私は決して強くない。器用な方でもないし、優れていると自負できるのは打たれ強さだけ…… もしかしたら、夢は所詮夢でしかないのかもしれない。私の実力とは、所詮はこんなものなのかもしれない。 ――ハイン、私はどうすればいい? 私は、お前に合わせる顔がない…… 9/12 今日の依頼は行方不明者の捜索であった。想起するのはイニシアさんと共に行った雨の森。しかし、今回はきちんと5人での出発と相成った。 いつまでも気分を落ち込ませてもいられない。前回の失態を引きずらないように、私は気分を一新して依頼に臨んだ。 目的の人を探す私たちの前に現れたのは、冷気纏う氷の悪霊であった。 ちらつく前回の失態。けれど、不思議と今回は肩の力が抜けていた。手にした槍も軽く、身を削る冷気も不思議と焦燥感を感じない。 命を懸けた戦いの中であっても、アレスの背がとても大きく、そして暖かいのがわかったからだ。 そうだ、私は何を一人で焦っていたのだろう。 私にはアレスが、そして共に戦う仲間たちがいる。確かに己の実力は未だに劣ってはいるけれど、それだってまだまだ成長の途中なのだ。 依頼を終え、意を決して魔剣を握る。今まで満足に振るえなかったそれが、思った通りの軌跡を描く。 それでも、腕輪を外しただけでそうはならなくなってしまう辺り、まだまだ精進が足りないのだけれども。 少なくともやっと、この魔剣の想いに答えられるようになったのだ。 同時に、アレスもライダーギルドから認定証を受け取った。功績と強さを認められ、彼は伝説馬と呼ばれるまでに成長したのだ。 私たちは、まだまだ強くなれる。いつかきっと、夢見た私さえ追い越せるように―― 10/28 今日の依頼はとある泉の探索だった。万病を癒す泉の存在は、どれだけの人が期待しているかも分からないほどの物だろう。 そんな羨望の泉を、私たちは捜索した(ユリア殿と、ナイ殿。聞けば、アルヴァルト殿はアレッシア殿の兄君であるとか。とても爽やかで良い御仁でした)。 その終点、件の泉と思しき場所に――あの日見た影がいた。 おぼつかない足取り、ともすれば原型すら同定不能なほどの大量の茸――胞子病の被害者の末路、ファンガス。 3か月前のあの日、雨の森でイニシアさんと一緒に見送ったソレが、今また私の前に立ちはだかった。 恐れるな。この3カ月で私もアレスも成長した。今の私たちであれば、互角に渡り合えるハズ。 ようやく十全に振るえるようになった魔剣を手に、私は彼の病に立ち向かった―― 戦いの記憶は、10秒ちょっとで途切れた。やはり、私だけでは助けることはできなかった。 それでも、私は一人ではない。ユリア殿が、ナイ殿が、アルヴァルト殿が共にいる。彼らがファンガスを止めて切ってくれたらしい。 その後、癒しの泉の力を借りて胞子病の治療に成功した。被害に遭ったアマーニ殿は無事に意識を取り戻し、後遺症も見られない。 私は、あの日に見送ってしまった影を遂に穿つことができたのだ。 イニシアさんと会えたら、話してみようと思う。今度はちゃんと救えました、って―― |
システム |
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キャラクター番号
このキャラクターの番号は 4027 です。
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(ゆとチャット用)
ゲームルームチャット入室時、キャラ名の後ろに@4027をつけると、入室時のキャラ名にこのキャラクターシートの最新のシートへのリンクが貼られます。
ゲームルームチャット入室時、キャラ名の後ろに@4027.1603750331をつけると、入室時のキャラ名にこのキャラクターシート(バックアップシート)へのリンクが貼られます。 |
(ぴよなりうむ用)
ぴよなりうむでキャラクター作成時(キャラクタージェネレーター使用時)、キャラクター名に@4027を入力して作成すると、現在のキャラクターデータの基本情報が自動的にロードされます。
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キャラクターライセンス |
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